ビジネスを始めると、当初予定していた以外の
さまざまな作業が発生する。
それは、週末起業を始めてみれば、すぐ分かる。
例えば「私は編み物が好きだから、手作りの編み物を
インターネットで販売したい」と考えたとしよう。
すると、当然、商品を作るという作業以外にも、
とても多くの業務が発生する。
・ホームページ作成
・サーバー/ドメイン管理
・掲載原稿記事の執筆
・商品の写真撮影
・ホームページへのアップロード、更新
・注文フォームCGIの作成
・注文メールの受注処理
・入金確認業務
・梱包、配送作業
・経理業務、確定申告
これ以外にも、ビジネス上での取引先への
メールの送信とか、お客様からの問い合わせへの対応。
そして、ホームページへのアクセスを増やすための
宣伝活動、メルマガ発行など、やるべきことは
無限に膨れ上がる。
そうなると、本来メインでやりたかった「編み物」
だけをやっているわけにはいかなくなる。
もともと、編み物が好きで始めたネットショップも、
やがて「こんなに面倒なら、私には無理」
と思って挫折してしまう。
このように、ビジネス創業の敷居は、予想以上に高い。
最初は「なんとかなるだろう」と思っていても、
実際には、かなり過酷な状況に陥ってしまう危険がある。
もし、金銭的に余裕があれば、ホームページ作成や経理業務は
外注に出すと言う方法もあるだろう。しかし、立ち上げ当初の
ネットショップ運営で、そのような金銭的な余裕があるだろうか?
しかも、ホームページ作成1つを見ても、本当に良い業者を
探すのは一苦労。下手すれば、完成度の低いホームページなのに、
法外な制作費を要求されるかもしれない。
だから、自分が本当にやりたいことをやるためには、
必ずしも、独立するという選択肢だけが、正しいわけではない。
例えば、本当に編み物が好きで、編み物だけに専念したいのならば、
編み物制作会社の製造部に就職するほうが、よほど楽しいのである。
会社員であれば、面倒な経理業務は、すべて会社の経理部が
やってくれるし、その他、いろんな面でのサポートが受けられるから、
遠慮なく「編み物作成」という仕事だけに専念できる。
もちろん、給料は安いかもしれない。しかし、
「本来、自分でやるべき経理や関連雑務を、会社にお金を払って
やってもらっている」と考えれば、会社の取り分を給料から
ピンハネされても、納得できるのではないか?
サラリーマンでも「自分は個人事業主である」という感覚を持てば、
自分に必要な業務を、会社という組織にアウトソーシングしていると
考えることができるのだ。
そのように考えれば、
『本当に自分がやりたいことに専念するために会社に残る』
という選択肢も、幸せな選択肢の1つと言えるだろう。
(次回につづく。)
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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2004 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。