名刺交換をすると、大手企業の場合、
やはり、社名のブランドが効いてくる。
「まあ! 大企業にお勤めで、羨ましいですわ〜」
的なコメントが返ってくることが多い。
そして、私自身も、相手が大手企業の名刺を出してくると、
やはり「おお、さすがだ。。。」と感じることがある。
まだまだ、サラリーマン根性が抜けきれていない証拠なのだろう。
なので、私は、社外のイベント、例えば、
異業種交流会や、起業家が集まるセミナー、勉強会などでは、
会社の名刺は使わずに、オリジナルの自作名刺を使っている。
相手がサラリーマンの場合、会社の名刺を使うことに
それほど抵抗は無い。
しかし、相手が独立した社長あるいは個人事業主の場合、
こちらが会社の名刺を差し出すことは、恥ずかしいとさえ感じるようになった。
「いつまで会社のブランドに頼っているつもりだ!?」
と叱責されそうで、なんとなく、不快な気分になる。
大企業に勤めているサラリーマンは、
社内で、起業家スピリットを身につけるチャンスに恵まれない。
ブランド力はあるかもしれないが、ゼロから会社を立ち上げるような
エネルギッシュで、泥臭いノウハウは、吸収できない。
それに対して、従業員が数人〜十数人の中小、ベンチャー企業で、
かつ、社長が創業者の場合、社名にブランド力は無くても、
その分、社内には、起業エネルギーが溢れているに違いない。
大企業、またはその子会社、関連会社で、社長が創業社長ではなく、
いわゆる、天下り社長、サラリーマン社長の場合、その社長から
学べることは「組織の中で、いかに成り上がるか?」というノウハウ
である。
しかしながら、普段の仕事において、社長と話をしたり、ましてや、
仕事で接する機会など皆無である。
その点、中小企業の場合は、社員と社長が近い位置にいるので、
社長の生き方、ノウハウ、考え方を、社員が身近に感じることが出来る。
これは、起業を志す社員にとっては、とても大きなメリットなのだ。
大企業には、大企業のメリットがある。
中小企業には、中小企業のメリットがある。
それぞれの特徴を冷静に分析し、その利点を最大限に活用すれば、
勤めている会社の規模に関係なく、あなたは、
充実したサラリーマンライフを過ごせるのである。
そういう意味では、昇給目的の転職より、
「今までと違うことを学ぶための転職」のほうが、
人生を充実化させてくれる可能性が高い。
例えば、大企業⇒別の大企業
への転職は、それほど大きな違いを生まないだろう。
しかし、大企業⇒中小企業
というケースは、一見すれば、人生の失敗のように感じるかもしれないが、
そこから学び取れることの価値を考えれば、必ずしも、失敗した選択とは言えない。
最終的には、どこを目指しているのか?
が重要なのだが、大企業で生き残るにしても、中小企業で生き残るにしても、
あるいは、独立するにしても、「自立心」を持っていることは、
これからの時代、大きなアドバンテージになる。
組織に属していながらも、組織に依存しない状態。
私はその状態を「バーチャルフリーランス」と呼んでいるが、
これからの人材が、すべて派遣社員、契約社員への形態に
シフトしていくとすれば、もう、どこの組織に属しているか?
は、一時的な問題に過ぎないので、それほど大きな問題ではなくなる。
だとすれば、大切なのは、やはり、
「いつ組織を抜けても、生きていけるだけの実力、
または、すぐ他の組織に入れるだけの実績と経験」
ということになる。
それらのスキルは、給料のためだけに働いていたのでは、
きっと身に付かないだろう。
大企業だろうが、中小企業だろうが、
その会社の業務、社風から、何を学べるか?
を重視して仕事をすれば、自然と、個人の能力は向上するに違いない。
(次回につづく。)
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