転職するにしても、独立するにしても、
「なぜ会社を辞めたいのか?」
を、冷静に見極めなければ、そこに成功は無い。
会社を辞めたくなる本当の理由。
それは「自己実現欲求の不満」である。
自己実現欲求とは、簡単に言えば
・人から尊敬されたい、認められたい
・自分の能力を誇示したい
・新しい自分を発見したい
という類の欲求。
これは、生理的欲求(食欲、性欲、睡眠欲)よりも
高い次元の欲求。
つまり、サラリーマンは毎月、給料とボーナスを
確実にもらえるという安定を、すでに手に入れている。
だから、生理的欲求について、不満になるケース少ない。
だからこそ、より、自己実現欲求が高くなるのだ。
将来の夢とか、目標とか、充実感とか、
そういう精神的な満足を、より重視するようになる。
だから、一般的に、退職の理由として、よく言われている
・給料が安い
・待遇が悪い
・上司が悪い
などの理由は、実は、本当の理由ではない。
なぜなら、給料が安くても、待遇が悪くても、
上司がムカついても、そのせいで、
生理的欲求が満たされないということは有り得ないからである。
つまり、会社に対する不満の根本的な原因は、
自己実現欲求が満たせないことにあるのだが、
それを、給料とか、待遇とか、上司とか、
そのような問題に転化しているだけなのだ。
では、なぜ、転化してしまうのか?
それは、そのほうが、自分を納得させやすいからである。
正当化しやすいからである。
仮に、もしあなたが、退職を決意したとしよう。
そして、同僚から聞かれる。家族から聞かれる。
「なんで辞めるの?」
そのときに、
・給料が悪い
・待遇が悪い
・上司が悪い
と言ってしまえば、誰もが納得する。
一番、もっともらしい理由なのだ。
それ以上、追求する余地は無い。
しかし、そんな状態で、他社に転職しても、
はたして、自己実現欲求の不満は解消されるのだろうか?
たぶん、されないだろう。
なぜなら、生理的欲求と、自己実現欲求は、
まったく別の次元だからである。
たとえ、給料の額が増えたとしても、
それは、物欲が満たせるだけで、
・何かを成し遂げたい
・自分の能力を、周りから認められたい
・充実感、達成感を得たい
という欲求は、決して満たせないからである。
待遇についても同じだ。
勤務地が遠くても、近くても、
それは、仕事の面白さとは、根本的に関係が無い。
そして、今の上司が、運悪く無能だとしても、
転職先では、さらに無能な上司に当たる可能性もある。
つまり、運任せ。
だから、転職と言う名の転社(てんしゃ)を繰り返す。
仕事の内容も、満足度も、根本的には変わらない。
ただ、勤務先の会社の名前が変わるだけ。
それで、本当に、満足できるかどうかは疑問である。
だからこそ、自己実現欲求を満たす場所を、
会社に求めてはいけない。
もっと視野を広くすれば、会社よりも、自己実現欲求を満たす
最適な場所があることに気付くからだ。
では、その場所とは、どこなのか?
それは・・・
(次回につづく。)
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