2006年06月02日

法改正で得する人、損する人

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駐車禁止取締りのルールが変わったことで
つらい立場に追い込まれている業者は少なくないだろう。
このような状況を見ていて、つくづく思うことがある。
それは「万人の利害が一致することはあり得ない」ということだ。

どこかで、ある人が「儲かれ」ば、その代償として、
誰かが必ず「損」をせざるを得ないのか?
悲しいが、それが現実なのである。

これは、私たちが「水を飲むこと」に似ている。
地球上に存在している「水の量」を、物理的に増やすことはできない。
水素分子は、ただ地球上を循環し、その状態を変えているだけなのだから。

誰かが水を飲めば、自然界から「水が奪われる」ことになる。
だが、飲んだ水はやがて排出され、また地球に戻り、雨となり、海に返る。
お金の流れも、これと同じだ。

「駐禁法の改正」で、儲かった業者もある。
一時的に「水を飲んだ」人たちだ。
逆に「奪われた」のは、配送業者の人たちかもしれない。

しかし、駐車場経営者や民間の取締り員たちも、
いずれは稼いだ金をどこかで使うことになる。
飲んだ水が尿として排出されるのと同じように。

巡り巡る価値。お金の流れは水の流れ。
大切なのは「循環のトレンド」を見極め、
つねに「飲める立場に立っている」ことなのだろう。
それが「先見性がある」という意味。

社内組織においては、どうだろうか?
社員間で利害が一致しない状況は少なくない。
同じチーム内において、ある社員が損をして、
ある社員だけが得をするように見えることもある。

たとえば社内教育制度。仕事を休んで、会社のお金で
スキルアップできる社員は恵まれている。
現場のチームメンバーからすれば「早く戻って来い」
と思うのだ。または「行くな」と止めたくなる。

だが、スキルアップして戻ってきた社員が、
現場でさらに効率的に仕事をこなせば、
チームメンバー全員がその恩恵を受けられることも事実。
まさに「価値は循環する」のである。

組織においては、ときに、誰かが「水の流れ」を変えようとする。
それはルールや法律の改正かもしれないし、ある実力者の発言かもしれない。
いずれにせよ、その流れが止められないのならば、私たちに残された道は
「流れに乗ること」しかない。コップを持参して、いつでも飲めるように
準備しておくしかないのだろう。

(次回につづく。)

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Posted by shiawase3 at 21:11 │Comments(0)TrackBack(0)

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