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メルマガ「幸せなサラリーマンになる方法」を創刊して
もうすぐ2年になる。このブログも「辞める/辞めない」の
気持ちを整理する目的で、メルマガに少し遅れて立ち上げた。
そしてずっと書き続けて、少しずつ答えが見えてきたような気がしている。
当初から「辞める/辞めない」は選択の問題であり、どちらが良い/悪い
は決められないということは、よく分かっていた。
だが最近は、そもそも「辞める/辞めない」を選択しようと
すること自体が、あまり意味が無いのではないか? とさえ思えてきた。
意味が無いというよりは、むしろ「焦点がずれている」といったほうが正確だろう。
では「辞める/辞めない」を切り分けるための「正しい焦点」とは
何なのか? それは「一人でやりたいかどうか?」である。
ビジネスは大きく分ければ「個人プレー」か「チームプレー」かの2つだ。
作家、プロゴルファー、ピン芸人などは個人。それ以外の一般企業はすべて
チームプレーヤーである。
ここでは「プロゴルファーもキャディーに支えられている」などの
哲学的な話は置いておく。ようするに「自分ひとりの責任ですべての行動を
決めることができる職業」は、個人プレーだと定義する。
いうまでもなく、個人プレーでは「できる範囲」が限られる。
個人で上場することは不可能だし、道路や通信などのインフラを作ることも無理だ。
だが、娯楽やコンテンツなどの「アプリケーション」なら個人で作成できる。
つまり「辞める/辞めない」の問題ではなく
「個人でやるか/組織でやるか」の問題だったのである。
では、組織でやるビジネスの場合、なにが問われるのか?
「ポジションにどこまでこだわるか?」である。
野球で言えば『自分がファーストを守れないのならばチームが優勝しても
嬉しくない』という考え方。これは自己中心的な思考だ。
ようするに「自分が社長になれないのならば、この業界で働く意味は無い」
と考えてしまう社員が、独立して成功できるとは到底思えない。
業界を愛し、チームを愛し、仕事に誇りを持っている人間に、人はついてくる。
もっと分かりやすく言えば『会社がイヤで辞めたような人間についてくる社員は
いない』ということだ。サラリーマンの生き方を否定するような社長の下で
誰が働きたいと思うか? あり得ない。
だとすれば「会社がイヤで辞めた」という人は、もはや「ピン芸人」として
生きていくしかない。上場はおろか、社員10人すら集められないだろう。
しかし、中には「辞めて会社をつくって上場させたい」という高い志を
もっているサラリーマンもいるだろう。彼らはサラリーマンの生き方を
否定するか? 答えはNoだ。
監督が選手の人生を否定してチームがまとまるはずがない。
志の高い社員、つまり優秀な社員ほど、組織をつくることの意味をよく知っている。
教育の問題、ルールの問題、賃金の問題。すべてに理由があり、必要悪もある。
そこまで考えた上で、それでも辞めたいと思うのならば、
その時点で思考レベルはかなり高い位置に到達しているに違いない。
それは「会社がイヤだから」というレベルではなく、もっと大いなるビジョンや
夢、そして野望に満ち溢れている世界。
そこがどこで、いつそこにたどり着けるかは分からないが、
少なくともそれが見えるまでは、まだ会社でやることがたくさん
残されているような気がしてならない。
(次回につづく。)
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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中