2006年02月06日

システムを変えれば人は動く

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本(ありがとう重版決定!)
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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私は車をよく使うのだが、高速道路の料金所で
「ETC専用」のレーンが増えてきた。
たとえば3つの料金ゲートがあるインターで、
2つが「ETC専用」になっており、残る1つは
「一般/ETC」となっていたりする。
つまり「もうこれ以上排除できない」というぐらい
一般者(ETCを搭載していない車)の肩身が狭くなっているのは事実だ。

こうなると、そろそろ真剣にETCを導入するしかないと
考えるようになってくる。もともとはハイウェイカードを
使っていたが、それも販売が停止された今では、
料金所でいちいち現金を受け渡すのは、たしかに面倒なのだ。

その点、ETCを導入してしまえば、寒い日の運転でも
料金所で窓を開ける必要がない。
カー用品店にいけばETCは簡単に取り付けられるだろうから、
近いうちに買いに行きそうな雰囲気だ。

さて、これはあきらかに道路公団が「ETCをつけろ」
と言っているように聞こえてならない。
料金所の人件費が節約できるからか?
もしくは「オルセ」と呼ばれるあの団体が
手数料で儲けるためなのか?
いずれにせよ、すべてのドライバーが
強制的にETCをつけざるを得なくなる日は近い。

もちろんETCを導入することは、ドライバーにとっても
メリットはある。ETCならではの割引サービスをうまく利用すれば
現金で支払うよりも便利で安くできるはずだ。

道路公団側もETC普及のために、あらゆる手を使ってくる。
最終的には「ETCにしないと損をする」という状況にまで
なってくるだろう。

このように「人を意図する方向に動かす」ためには
「システムを変える」ことが欠かせない。
ルールを変え、インフラを変えることで、人はそれに
従わざるを得なくなる。従うことのメリットを強調されれば、
多少の手間をかけてでも、新方式を受け入れるようになるのだ。

これは会社における組織管理にもあてはまる。
新しいルールを取り入れるためには「それを取り入れざるを得ないシステム」
を作りながら、同時に「取り入れることのメリット」を強調しなければならない。

サラリーマンにとっての成果主義がうまくいかなかった原因は、
評価システムだけを取り入れて「それを使うことのメリット」を
強調しなかったからだ。会社にとってメリットがあるものでも
社員にとってメリットがあるとは限らない。

今後、サラリーマンの雇用形態がどのように変化していくのかは不明だが、
たとえば在宅勤務や業務委託などのシステムが採用されることになった場合、
それを取り入れることの「社員にとってのメリット」をいかに訴求できるか?
が重要なポイントになるだろう。ただ「新システムに移行しなさい」と
命令したところで、足取りが重くなるのは当然だ。
ならば「新方式に移行することで得られる金銭的あるいは時間的メリット」
を伝えていくしか手は無いのである。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中


Posted by shiawase3 at 16:30 │Comments(0)TrackBack(0)

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