2006年01月20日

「人を管理する方法」に正解はない

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本(ありがとう重版決定!)
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

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新しく買った手帳に、つぎのような言葉が書いてあった。

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子供は親の思い通りにはならないが
心配どおりにもならないものだ
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「非行に走ったらどうしよう・・・」
「犯罪に手を染めたら・・・」

親にとって「子供が立派に成長するか?」は一生の悩みだろう。
これは、会社における「上司と部下」の関係においても、
少し当てはまるところがあるかもしれない。

たとえば上司にとって「部下の教育」は頭を悩ませる問題の1つだ。
甘やかしてもダメ、厳しすぎてもダメ。
そのさじ加減の難しさにストレスを感じている管理職は多いだろう。

そして部下もまた、上司との接し方に悩んでいる。
子供にとって「親との距離をどのように調整するか?」というのは重要な問題だが、
それと同じ問題が職場でも発生しているのだ。

私自身、いろんな上司を見てきたが、
人それぞれやり方も違うし、考え方も違う。
1つだけ言える事は『これが正解である』といえるような
お手本は、どこにも存在しないということだ。

上司のタイプは大きく分けて2つだ。
1つは絶対君主的なタイプ。もう1つは放任主義的なタイプ。

厳しい進捗管理と恫喝で部下を脅しながら仕事を進めるのが前者。
あまり関与せず部下の判断に任せながら見守るタイプが後者。

過去の私は「前者のやり方が正解だ」と勘違いしていた。
それは、前者のような上司のやり方を見てきたからだろう。

だが、それでもすべてが上手くいくわけではなかった。
恐怖心による統率は、短期的な効果しか生み出さない。
部下はやがて恫喝にもなれてくるので、適当に聞き流すようになる。
モチベーションは下がり、上司との距離をとるようになる。
もちろん、自ら提案したり改善するなどの余計なことはしない。
すべての部下が保身を最優先課題とするからだ。

一方、後者のような放任主義的なやり方をする上司も見てきた。
悪く言えば無関心、ほったらかし。だが、よく言えば、それは
「部下を信頼している」とも解釈できる。
事実、そのやり方で、上手くいっているプロジェクトもある。
あらゆる問題に部下自らが挑戦し、課題をクリアするので、
実践的な判断力が身についていく。自主的に行動できるようになる。

絶対君主と放任主義、どちらの方法が正しいのか?
は正直、分からない。管理者のタイプにもよるだろうし、
あるいは、プロジェクトの時期と状況しだいで使い分ける必要もあるだろう。

ここで意識するべきことは、
「絶対的に正しいやり方など存在しない」
という原則を理解するということ。

つまり、今はそのやり方でうまくいっていても、
いずれは崩壊するかもしれない。だからこそ
つねに改善しながら問題をフィードバックし、
管理者自身も成長していくしかないのだろう。

組織における悩みの根源は、つまるところ「人間関係の悩み」である。
管理する側、される側に、それぞれ悩みが発生している。
そこで余計なストレスを感じないためにも、お互いが
「今のやり方が絶対ではない」という意識でフレキシブルに
対応するべきなのだ。

うまくいっているうちは現状維持もよいだろう。
だが、現状維持の中にも、少しずつの「変化」は取り入れるべきである。
上司と部下、親と子、そして夫婦や友達関係でさえも、
「いまの付き合い方がベストではないかもしれない」という危機感を
頭の片隅に置いておきたいものだ。

(次回につづく。)

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Posted by shiawase3 at 14:34 │Comments(0)TrackBack(0)

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