大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

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世の中のバランスというのは、誰かの「快楽」と、誰かの「ストレス」
によって保たれているのだと、この時期は特に思う。
クリスマスシーズンに街に出てみると、きれいなイルミネーション
がいたるところにセッティングされている。
しかし、これらのセッティングをだれが担当したのか?
その労力までを考える人は多くないだろう。
今年の24日、25日は、ちょうど土日で休日だったから
サラリーマンにとってはカレンダー的にタイミングがよかった。
だが、サービスを「提供する側」のサラリーマンはどうか?
ショップの店員、アトラクションの受付。
「遊ぶ人」がいれば、そのウラには「働く人」が必ずいる。
だが、それが当たり前すぎて、多くの人は思うのだ。
『自分だけがストレスを感じている』と。
もちろん、会社で働く人間は、平日の月から金までは
大きなストレスを感じているかもしれない。
しかし、そのストレスは、みえないどこかで、
誰かに「快楽」をもたらしているのである。
あなたが汗だくになって開発した製品。
あなたが必死になって売り込んだ商品。
その商品を購入し、ひと時の快楽を得る顧客たち。
つまりあなたのストレスは「他人の快楽の素」なのである。
そして、休日になると、その立場が逆転するのだ。
あなたが遊びに行こうとしたとき、電車が止まっていたらどうなるか?
コンビニが開いていなかったら? ジェットコースターの安全性が
確保されていなかったら?
自分たちが普段「働いている」からこそ、
遊ぶときにも「働いている人たちの存在」を知ることができる。
そこに感謝する気持ちがあれば、「自らの仕事」に対しても
感謝することができるのだ。
自らの仕事に感謝することができる人間は、
自分の仕事に責任と自信を持つことができる。
そのような姿勢で働くことが出来れば、
幸せなサラリーマンになれるに違いないのだ。
自分の感じた「ストレス」が、めぐりめぐって誰かを
喜ばせる。その「めぐりめぐる先」は自分かもしれない。
「自分だけがストレスを感じている」という被害妄想的な
気持ちになっているときは、まず「そのストレスがどこに向かうのか?」
を考えてみるとよい。ストレスの対価として生み出した価値が、
どこでどんな商品やサービスに変わり、世の中を流通しているのか?
大きな視点で市場を眺めれば、すべての労働者が最終的には
「平等で公平な立場」にいることが実感できるだろう。
(次回につづく。)
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