大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

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欲しいときに欲しい情報が集められる。
これによって、私たちの生活は非常に便利になった。
その代表格がインターネットだろう。
前号のメルマガで「肩こりの解消法」について質問をしたら、
具体的なアドバイスが多数寄せられた。中には現役のドクターからの
メールもあった。本当にありがたいことだと感じた。
インターネットが普及した当初は、ネット上にアップされる
情報の「信頼性」が問題視された時期があった。
つまり「ウソの情報かもしれない」という警戒があったわけだ。
ある商品を販売するための「偽りの売り込み情報」かもしれない。
だが、メルマガでよびかけて返信してもらうような場合は、
基本的には「1対1」の通信であるため、そこにはウソはない。
ウソの情報を発信するメリットがないからだ。つまり
「信頼性の高い情報」がそこにある。これは「友人同士のクチコミ」
にも似ている。普段からの信頼関係があってこそ成立するものだ。
このように、どんなに「インターネット」という「便利な道具」が
普及しても、最終的に「それを信じられるかどうか?」は
「人間同士の信頼関係」が大切になってくる。
道具はしょせん道具。使い方次第で良くも悪くもなる。
だからこそ、私たちは情報発信者としての責任を保ちつつ、
同時に「情報利用者」として、正しい判別の目をもたなければならない。
さて、インターネットの普及で「情報の流通」が活発になると、
次に求められるのは「情報の質」である。
つまり「いかに正確で」「確実な情報であるか?」
に価値を見出す時代。だからこそ有料のコンテンツサービスが
広がるのだが、有料であること=本物であること
だとは限らない。商業出版の書籍でさえ、ある政治的あるいは
経済的な背景によって、オピニオンにバイアスがかかることもある。
「マスコミだから」という理由だけで信用できる時代は終わったのだから。
一方で、私たちは「ネットワークから得られる情報」に注目すると同時に
「アナログ的コミュニケーションから得られる情報」も大切にしていかなければ
ならない。電子情報だけではなく「人間同士で直接やりとりする情報」である。
たとえば、会社組織においては、チームで打ち合わせをしたり
ミーティングをすることで、ネットワークをはるかにしのぐ量の
情報を瞬時に共有したり展開することができる。
いつも身近にいる人間だからこそ、その価値を軽視してしまうかもしれない。
だが、注意深く情報に目を向けることで、今まで感じられなかった価値を
実感できるようになったりもする。
私自身、いちサラリーマンであるが、本やメルマガに書いていることは
普段の日常生活の中で、普通に話していたことだったりする。
そのような姿を見て、周りの同僚たちは
『つまらない話を…』と思っていたかもしれない。
だが、それを文章にして「書籍」として販売することで
1冊1300円の価値が発生し、それが全国の書店で販売されているという事実。
とすれば、私が普段職場で話してた内容には、いくらの価値が発生
していたのだろうか?
これに似たような話は、ワイキューブの社長である安田氏もおっしゃっている。
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『今まで私の話を聞かなかった人が、
本にしたとたん、真剣に読んでくれた』
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つまり「価値の有無」は情報の内容ではなく
「聞き手の姿勢」によって決まる可能性があるということだ。
だとすれば、あなたの周りに日常的にあふれている情報にも
本屋で売られている書籍以上に価値があるかもしれない。
サラリーマンは組織で仕事をしているが、
それは「組織から情報を得るチャンスに恵まれている」
ということだ。チームで働く以上は、チームで情報を
積極的にシェアしなければならない。
そこにどれだけの情報資産が眠っているのか? いくらの価値があるのか?
それに気づいている人と気づいていない人とでは、
情報に対する心構えと意識がまったく違ってくる。
せっかく目の前に現れた情報を拾い切れないまま流してしまうのは
なんともったいないことなのか。それを自覚すれば、
会社をもっと「貴重な情報源」として使い倒すことができるようになるのだ。
(次回につづく。)
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