2005年12月16日

サラリーマンが持っている情報資産

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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次のような言葉がある。

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書いた瞬間に事実になる。
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これはベストセラー「頭がいい人悪い人の話し方」の著者である
樋口氏の言葉だ。

人は日常において、いろんなことを考える。
その考えは、まだ現実ではないのだが、それを
文章化して「書いた」時点で、はじめて事実になるのだという。

たとえば「○○さんは美人だ」と思ったが、同時に
「でも老けたな」とも思ったとする。
そして日記に「○○さんは美人だった」と書けばそれが事実になるし、
「老けていた」と書けば、それも事実になる。
つまり『頭の中で考えただけでは、それは事実ではない』という解釈を
するのだ。だからこそ「書くことが大切だ」と、樋口氏は言う。

さて、私たちサラリーマンは会社生活の中で
毎日さまざまな感情を抱き、さまざまなことを考える。
辞める/辞めないの進退問題はもちろんのこと、
給料のこと、仕事の内容のこと、そのジャンルは多岐にわたる。
そのような日常の光景をブログとして日記化する人も増えているが
それは自分を省みるという意味でも、とてもよい傾向だと考えている。

そして、日常的なことはもちろんだが、それ以上に大切なことがある。
「専門技術の事実化」である。つまり「ビジネスで習得したスキルを
ログとして残す習慣」を身につけるべきだと、私は考えている。

特に開発、製造などの技術系サラリーマンの場合、
その業務を通じで得られるスキルは膨大だ。
起業によっては、そのスキルに数千万円を払いたいと思うこともあるだろう。
それぐらい、専門分野のスキルは「ニッチ」であり「高価」なのである。

このような貴重な知的財産を持っているサラリーマンは多いのだが、
実際には各人の頭の中にねむっている状態でることが多い。
つまり体系化されていないから、第三者に提供しづらい形式になっているのだ。
これをログとして残すことが出来れば、どれだけ有益な情報資産が
世の中を巡回することになるのか? その経済効果は計り知れない。

金は天下の回り物。 情報も天下の回り物。

「書くことで事実になる」のならば、せっかくの知識を
「書き出す」ということをしなければ、それは事実上の経験として
自分自身の中に定着しないということだ。それは本人にとっても
大きなデメリットであることはまちがいない。

「書く習慣」の大切さ。
業種や職種を問わず、すべての情報は「文書化」して残すことが可能。
その行為がなにより自分自身のスキルを高めることになる。
そして100年後、あなたがこの世からいなくなったとしても、
あなたが残した情報は、その後の世代に大きな利益をもたらす
貴重な資産として生き続けるのである。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中


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