2005年12月02日

「当たり前のこと」に感謝する気持ち

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

内容・詳細はこちら

あらゆる怒りは「過剰な期待」によって生み出される、
○○してくれるはずだ、という思い込み。
それは「一方的かつ勝手な思い込み」でありながら、
裏切られたとき、相手に非があるかのごとく腹が立つのである。

とくに、恋愛や結婚においてはよくあることだ。
食事を作ってくれて当たり前。休日はどこかに連れて行ってくれて当たり前。
それまでは感謝していたことを、いつのまにか「やって当然だ」と決め付ける。
「慣れ」がもたらす、恐ろしい感情変化の1つだ。

そのような意味では、ある一定の距離感を保ちながら
お互いの領域に深く踏み込まないほうがいい。
疎遠すぎるのも問題だが、仲良くなりすぎるのもまた問題。
とくに、職場の人間関係においては、その距離感の調整がとても重要なのである。

具体的には「四六時中いっしょにいる」というは、できれば避けたいところだ。
社員数の少ない職場ならしかたがないが、その場合も
お互いに意識的に「離れる時間」をつくったほうがうまくいく。
たとえば、毎日一緒に昼食を共にするのではなく、
週一回ぐらいは一人で食べるという時間を確保してみる。
それを習慣化すれば、周りも納得してくれるはずだ。

次のような言葉がある。

-------------------------------------------------

ひとりの時間が楽しいのは、
それ以外の時間が充実しているからだ。

-------------------------------------------------

これを逆説的に解釈すれば

「みんなでいる時間を楽しむためには」には
「ひとりでいる時間も必要」だ

ということ。

ひとりで行動してみたときはじめて「集団で仕事をすることの意味」
が見えてくることがある。週末起業はその典型だ。
商品開発から営業、販売から代金回収まですべてを一人でこなす。
つまり完全なる「孤独なビジネス」なのだ。

もちろん、なんでも一人で思い通りにできるから不満はない。
だが同時に「分かち合い」もない。良い意味での衝突や議論もない。

そのような現実を体験し、あらためて会社での仕事を見直してみる。
組織で働くということの意味。チームが存在することの大きな価値。
それに気づけるかどうか? は人それぞれ違う。辞めてから気づく人もいる。
だが、私はサラリーマンのうちから起業に興味をもつことで、
すべてのビジネスマンがそれに気づけるのではないかと思っている。

冒頭でも触れたが「やってくれて当たり前」と思い込んでいたことが
じつは当たり前ではなかったりする。
無意識に使っていたオフィスや設備でさえも、すべてにお金がかかっている。
人がいるということは、それだけ人件費がかかっている。時間がかかっている。
そのようなあたりまえのことに感謝する気持ちを失ったサラリーマンは
「こんな会社辞めてやる」という怒りに満ちている。
だが、その怒りを起業に向けたときから、やっと真実が見え始めるのだ。
「いかに自分が恵まれている環境にいるのか?」という事実である。

(次回につづく。)

presented by 幸せなサラリーマンになる方法
※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中


この記事へのトラックバックURL

http://app.blog.livedoor.jp/shiawase3/tb.cgi/50276724