2005年11月28日

即効性と持続性は同時に求めてもムダ

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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歯医者からのハガキがきっかけでホワイトニングを検索し、
別の歯医者がヒットしたので、そちらに連絡を取ってみた。
ハガキを出した歯医者にしてみれば、これほど悲しい投資はない。

連絡した歯医者は、土曜日なら空き時間があるとの
ことだったので、日曜日のテレビ出演に控えて、
ホワイトニングを体験しておくのも悪くないと考え、
早速予約を入れた。

電話で歯科医いわく
「来る前に問診票をダウンロードしてご記入してご持参ください」
とのことだった。たしかにサイト上にPDFの問診票がある。
なるほど、待合室で書くよりも早いし、お互いに時間が節約できるということか。
さすがにSEOに力を入れている歯科医はネットを上手く活用している。

さて、実際に行ってみると、まず聞かれたのは
『ホワイトニングに関してどれくらいご存知ですか?』
だった。

正直、名前ぐらいしか知らない。なので
『名前は知っているぐらいです』
と、そのまま答えたら、親切丁寧に教えてくれた。

ホワイトニングには2つの考え方があるらしい。
1つは「歯に付いた汚れを除去する」というもの。
もう1つは「歯の色そのものを変える」というもの。
前者はただ汚れを落とすだけなので、表面を研磨することになる。
だから「歯が持っているもともとの色」に戻すことはできるが、
「歯の色そのものを変えること」はできない。

だが後者の場合は、歯を直接漂白することによって
歯の色そのものを変えるというものだ。
つまり後者こそが本当の意味での「ホワイトニング」といえる。

いずれにせよ、まずは表面の汚れを落とさなければならない。
なので、とりあえず磨いてもらった。

さて、表面はきれいになったが、やはり歯の色そのものは
「純白」にはならない。やはり芸能人のような白い歯を手に入れるには
漂白するしかないのか?

でも、1つ問題があることに気づいた。
前歯に1つ「差し歯」があるのだ。
人口の歯の色は変えられない。ホワイトニングでは変色不可能。
つまり、人口の歯の色を変えるためには、歯そのものを作り変えるしかない。
そうなると、ホワイトニングどころの話ではなくなる。
かといって、そのままホワイトニングすれば、他の歯との色の差分が
出てしまい、違和感を感じることになる。

しかも、ホワイトニングは「1回やれば完了」という類のものではない。
毎日の歯磨きのように、地道な努力が必要だというのだ。
自宅でケアすることを怠ってはならないと。

ただ、急激に白くするような施術もあるらしいが、
それは「元に戻るのも早い」という。
つまり、即効性を求めれば、持続性が犠牲になるということだ。


このような事情により、結局は「難しい」という結論に達したのだが、
そもそも「1日で歯を真っ白にして、それが一生続くようにする」
などというのは土台無理な話。毎日きちんと歯を磨いて手入れをしなければ
美しさは持続できない。これは、デンタルケアに限らず、
すべての物事に対して言えることだ。

自己啓発にしても同じ。どんなに高額なセミナーに1日出たとしても、
それだけで一生稼ぎ続けられるほど世の中は甘くない。
時代の流れについて行けるように、日々、新しい情報をインプットし続けなければ
ならない。毎日歯を磨くのと同じように、情報収集をせよということだ。

私たちは、ビジネスのヒントを得るとき、それが「即効性のあるノウハウ」
であればあるほど「得した」という感情を抱きやすい。
だが、そのようなノウハウの効果はごく短命であり、根本的な解決には
ならないことが多い。

だからこそ「長期的な視点」で「地道な努力」が大切になってくる。
体のケアも、脳のケアも、どちらも「1日でなんとかなるようなもの」
というのは、この世の中にはあり得ない。あったとしても、それは
すぐに消えてしまう、一時的な幻であることを忘れてはならない。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中


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