2005年11月18日

どんなに小さな可能性でも、それを見逃さない

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大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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テレビ出演の話、いったんはボツになったが、
けっきょく復活して、正式に出場が決まった。
どうやら、当初予定していた出場者が欠員になってしまい、
その穴埋めとして選ばれたようだ。なんとも運がいい。

テレビの「視聴者参加型の生出演」の場合、当日急に
来られなくなったときの保険のために、補欠を用意しておくらしい。
たしかに、生本番前に空席が出てしまっては大変だ。
だからベンチを確保してある。

最初「ベンチ入りでもいいか?」という話だった。
つまり補欠である。それを聞いて『だったら断ろうか…』
とも思ったのだが、どうやら補欠でも、次のような特典は与えられるらしい。

・弁当が出る
・謝礼金が出る
・テレビ局内に入れる

ということで、とりあえずOKしたのだが、
翌日になって「欠員が出たから本出場になりました」との連絡が。
こっちも心の準備ができていなかったので、それなりに緊張した。

さて、もし今回の話を「補欠だったら参加しません」と断っていたら、
どうなっていたか?
きっと、欠員の穴埋めの話は、他の人に流れていただろう。

チャンスをつかむ人と、逃す人の違い。
それは「どんなに小さな可能性でも、それを見逃さない」
ということだ。

事実「補欠でもいいか?」と聞かれたとき
『はい、OKです』と答えながら、心のどこかで「もしかしたら…」
とも思っていた。病気になる人がいるかもしれないし、事故が起こるかもしれない。
その可能性が1%でもあるのならば、それを逃す手はないと思ったのだ。

このような考え方は、起業家でもサラリーマンでも、
すべてのビジネスにおいて大切なことだと、私は思っている。
たとえば、セミナーや勉強会への参加。
『なんとなく乗り気がしない』と思っても、いざ参加してみると
予想外の人脈にめぐり合ったりするものだ。そして、そこで知り合った
人と、長期的によい関係が築けるケースも少なくない。

サラリーマンの場合は、仕事の中にチャンスを見いだすべきだろう。
急に降りかかってきた仕事。その中に、どんなチャンスが潜んでいるかわからない。
その可能性を信じながら、どこまで自分の時間とエネルギーをさけるか?
「チャンスをつかむ人」とは「わずかなチャンスを見逃さない人」のことなのだ。

もちろん、会社にいると『こんなことをしても無駄だ』と思うことは多い。
だが、それがムダかどうか? は、結果を見るまではなんともいえないのも事実。
そもそも、テレビ出演の誘いが来たこと自体も、これまでの広報活動
(出版や雑誌への取材対応など)が影響している。それは『どんな小さな取材の
依頼も断らずに丁寧に対応した』という結果の積み重ねなのだ。

仕事も同じである。いきなり大きな案件を受注しようとしても、
その前に相手の信頼を得なければ、ビジネスは進まない。
小さな仕事の積み重ねが信頼の地層を構築し、その中で
長期的に富を生み出す財産が育つのである。だからこそ、
日々、仕事を選ばず、与えられたチャンスに全力で取り組む姿勢を忘れてはならない。

(次回につづく。)

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