社内に「自分を磨くための有益なチャンス」が落ちているのに、
それを見過ごして、捨ててしまう人がいる。とても勿体無いことだ。
なぜ見過ごしてしまうのか?
気づかずに捨てる人と、気づいて拾う人の違い。
それは日常業務による「意識の違い」によって決まる。
捨ててしまう人は、そもそも「それが自分にとって必要ではない」
という意識を持っている。だから脳のアンテナにヒットしない。
つまり、日常業務におけるチャンスを見過ごさないためには
「脳のアンテナの感度」を高めなければならない。
感度の高さとはつまり「意識の高さ」である。
では、どうすれば意識を高めることができるのか?
そのために必要なことは、まず「それは自分にとって必要ではない」
という思い込みを改めること。
ある目的を達成するために、何が最も重要で、本当に必要なものなのか?
それを理解しないまま、ただ走り、汗をかいている状態では、
いつまでたっても結果が出ないし、本人も報われない。
たとえば、あなたの目的が「売上を上げること」つまり
「ビジネスで勝つこと」ならば、あなたはその戦争に打ち勝つために、
強い武器を手に入れなければならない。
そのためには「この戦いにおいて最も有効な武器は何か?」を
検討するプロセスが大切なのである。
だが、多くの人は「今持っている武器」あるいは「今まで使い慣れてきた武器」
に執着し、すがってしまう傾向がある。
過去の成功事例や、古い情報、ノウハウにしがみつくのも、このパターンだ。
『新しいものを受け付けない』という種族の典型的性質である。
これはいわば、近代戦闘において「竹やり」を使うようなもの。
今時、そんな武器で勝てるはずが無い。だが、多くの人は、
毎日一生懸命「竹やりで相手を突く練習」をしながら、汗を流している。
そこに『最新式オートマシンガン』の導入を推奨する人が出てきた。
しかし「そんな危険なものは取り扱えない」とか「コストが高すぎる」
などの反論が必ず出る。そして、その組織は竹やりで戦いながら消滅していく。
ここで一番問題なのは「そもそも自分たちにはマシンガンなど必要無い」
という思い込み。そのような思考で日々の業務に取り組んでいては、
せっかくの貴重な情報やチャンスを逃すことになってしまう。
いわば「最新式マシンガンの使い方が分かるセミナーが無料で開催されます」
という情報も、無視してしまうということ。それをチャンスとは考えられない。
なぜなら「自分たちには関係無い」と思い込んでいるからだ。
さらに言えば、もし足元にマシンガンが落ちていたとしても、
拾って使おうとはしないだろう。戦場で役立つ武器が落ちているのに、
それを拾おうとせず、自分が普段使っている武器にこだわることが、
どんなに無意味なことか? だが、ビジネスの世界では、そのような光景が
日常的に見受けられる。
例えば「営業」という仕事がある。この言葉から連想されるイメージは
「外回り」とか「御用聞き」というもの。
だが、DMやインターネットを使った営業戦略を駆使すれば、
足を使う営業から「頭を使う営業」にシフトできる。
しかし、営業マンが日々の業務において「自分にはITなど必要ない」
と思い込んでいたら、それに関する情報は一切入ってこない。
脳が自動的にシャットアウトしてしまうからだ。
だから、せっかくIT関連の知識を増やすチャンス(セミナーや勉強会など)
の案内があっても『自分には関係が無い』と思って申し込まない。
これは、非常にもったいないことだ。
あなたが普段、どんな情報に触れられるか?は、
あなたがどんな意識で仕事に取り組んでいるか?で決まる。
大切な情報を遮断しているのは、他の誰でもなく、
あなた自身の意識なのである。
(次回につづく。)
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