以前の自分と比べて、価値観や考え方が変わる。
これは、誰もが日々、感じていることだ。
問題なのは、変わったことによる損失の責任を
一方的に相手に押し付けてしまうこと。
例えば、買い物において、買うときは「それが欲しい」
と思って買ったはず。そして、しばらくは気に入ってその商品を
使っていたが、やがて飽きてくるし、もっと良い商品が出てくるから、
心変わりは避けられない。
もちろん、このような「心変わり」自体が悪いわけではない。
いつまでも同じ状況や、同じモノばかりに執着していては進歩が無い。
私たち人類は、常に「より良いモノ、より理想的な生活」を追い求めて
きたからこそ、ここまで発展した世界を築くことができたのだ。
しかし、忘れてはならないことが1つ。
それは「心変わり」の原因は、基本的には、自分の中にあるということ。
だからこそ「自分の責任」において、心変わりを認め、新しい人生を
切り開くしかない。
例えば、起業・独立を目的とした退職。
本来、会社に就職したときは「この会社に入りたい」と
思って、自分で面接を受け、入社したはず。
つまり、入社当時は、今の状況が「欲しかった」のだ。
だが、何らかの原因で、不満が溜まり、飽きも出てくる。
それは、ある意味「自分自身が成長した」とも捉えることができる。
会社から受けられる刺激に物足りなさを感じるからこそ、
もっとリスクのある起業の世界に飛び出したいと思うのだろう。
「心変わり」が成長のプロセスにおいては欠かせない要素だとしても、
その原因を第三者に押し付けるようなことだけは、絶対に避けなければならない。
「あの上司が・・・」「あの取引先が・・・」「あの職場では・・・」
私たちは「辞める理由」を、外的要因に求める傾向があるが、
すべては自分自身、自分の「心変わり」がそもそもの発端である。
それを棚に上げて自分を正当化し、他人を批判するような態度では、
たとえ起業しても、それ以上の成長は期待できないだろう。
恋愛、結婚においても、心変わりはよくあること。
それについて、相手が一方的に悪いという解釈は、
はたしてどこまで成立するのか?
就職も、結婚も、自分の人生を良くするための手段にすぎない。
そして、それを選んだのは自分であり、その選択がどのような
結果をもたらしたとしても、最終的には、自分自身に責任が問われることになる。
「変化」は悪いことではない。だが「変化による損害」を
他人のせいにしてはいけない。時として「変わること」には、
大きな代償がつきまとう。何かを手に入れるために、何かを失うこともある。
それらの条件をすべて踏まえた上で、それでも「変わりたい」という
覚悟があるのなら、それは完全に「自分の責任」において実施されなければならない。
いずれにせよ「他人任せ」の人生を歩みたくないのであれば、
自らの行動、選択に対して、100%の責任を持つことは当然の義務である。
結果が良かった時だけ「自分のおかげ」と解釈し、結果が悪かった時は
「相手のせい」だと考える。そんな人生ならば、すでに「自分の人生」を
生きているとは言えない。成功も失敗も、すべてセットで受け入れる覚悟
が無ければ、本当に最適な選択肢など、自分で選ぶことは永遠にできないのである。
(次回につづく。)
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