映画「宇宙戦争」を観た。
映画のテーマである「共存」。
この言葉は、私たちサラリーマンの生活スタイルにも、
深く関係していると言える。
地球上で、人間が生きているということ。
それは、ある意味「人間が地球を支配している」とも
解釈できる。だが、実際は違うのだ。
人間の体内では、あらゆる微生物が生存している。
そして、彼ら微生物のおかげで、私たち人間も、
自らの健康を維持することができている。
それこそが「共存」なのである。
人類が滅亡すれば、人類と共存関係にある生命体も絶滅する。
つまり、人類の滅亡は、人類にのみならず、
その他、多くの生命体に影響を与える一大事なのだ。
だからこそ、人類は生きなければならない。生き延びる権利がある。
サラリーマンの場合、人生は会社と共存関係にある。
会社が潰れたら死活問題。
だからこそ、社員も会社を守ろうとする。
それは「会社から支配される関係」ではなく、
「会社と共に生きる関係」なのだ。
厳密に言えば、会社は生命体ではない。
だが「法人」という、あたかも人間のような人格を
与えることで、法律上は「一人の人間」として解釈されている。
だから、殺してはならない。法人が死ねば、社員も死ぬ。
株主の資産も死ぬ。そして、所得税が取れなくなった政府も死ぬ。
地球規模における、人類の安定。
それが、多くの「運命共同体」によって支えられているとしたら、
私たちは、自らの生命を守ると同時に、他の生命も守らなければならない。
自然を守ったり、微生物が育つ環境を整えるということだ。
では、企業における、経営の安定とはなにか?
それは、社員の安定であり、資本の安定であり、
顧客獲得の安定である。
だからこそ、経営者は、社員を大切にし、
株主に利益を配分し、顧客獲得のマーケティングに
全力を尽くす。会社が潰れたら、経営者としての
ポジションも崩れてしまう。つまり、自らの安定を
強固なものにしたければ、まずは周りを大切にし
育て上げるしかないのだ。
そして、私たちサラリーマンも、会社と共に生きる
運命共同体であることを忘れてはならない。
支配し、支配される関係ではない。「共存」なのである。
1つの細菌が、人類の滅亡を助けることもある。
1人の人間が、10億の細菌を育てることもある。
お互いに「持ちつ持たれつ」である、この関係。
それを忘れてしまった時、私たちは、本当の意味で「滅亡」に遭遇する。
「共に生きる」ということは、死ぬ時も「共に死ぬ」ということなのだ。
サラリーマンと経営者、法人、株主、顧客。
誰が一番とか、誰が強いとか、そのような問題ではない。
それぞれに与えられた役割がある。そして、お互いにメリットを
提供しあう。その関係が出来ていれば、それこそが本当の安定なのである。
(次回につづく。)
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