2005年06月15日

名刺交換しても情報が得られないのはなぜか?

初対面の相手が「今、どれぐらいのレベルにいるか?」
を知るために、一番簡単な方法がある。
それは「相手がどんな質問をするか?」を見ることだ。

つまり、相手の質問を聞くことによって、
その人が今、どの段階にいるのか? が分かるのである。

例えば、
「どんなゴルフクラブを選んだらいいでしょうか?」
という質問をする人は、これからゴルフを始めようとしている
初心者である。

上級者なら、同じ「道具の選び方」でも、次のような聞き方をするだろう。
「飛距離を犠牲にしても、コントロールを重視したい。
○○社の製品に買い換えようと思うのだが、どうだろうか?」

初心者は、質問の内容が漠然としている。
そもそも、質問する前に、自分の中で、明確な目的
つまり「何のために、その質問をするか?」が
定まっていない。だから質問の内容も曖昧になる。
そして、曖昧な質問には、曖昧な回答しかできない。
だから、話しが噛み合わなくなり、お互いに離れていく。

一方、上級者は、質問の内容が非常に具体的である。
「その質問によって解決したい課題」を明確にしているから、
質問の意図が相手に正確に伝わる。
だから、回答もより具体的になり、有益なアドバイスが与えられる。

そもそも「適切なアドバイスが得られない」という人ほど、
「適切な質問」をしていないケースが多い。
異業種交流会やセミナーに参加しても、
名刺交換をしたとたん、曖昧な質問を投げかけてくる人は多い。

例えば、次のような聞き方である。

「どんなビジネスが流行りますか?」
「どうすれば成功できますか?」
「どのようにすれば儲かりますか?」

この「どんな」とか「どのように」という
表現は、とても幅が広く、曖昧である。
突き詰めれば「じゃあ、あなたはどんな人生を
歩みたいのですか?」と聞き返すしかなくなる。

交流会で名刺交換をしても、その後の会話が続かず、
何も話せなくなってしまう人。
彼らは「名刺を交換すること自体」を目的にしてしまっている。
だから、名刺を交換した瞬間に、もう用事がなくなってしまい、
その後の会話の糸口が見つからなくなるのだ。

つまり、名刺交換をする前には、
「名刺交換をした相手から、どんな情報を引き出したいのか?」
という明確な目的、つまり「何を質問するのか?」を
決めておかなければならない。それができていないと
「曖昧な名刺交換」に終わってしまい、何も得られないまま
貴重な時間が過ぎてしまう。同時に相手の大切な時間を
奪ってしまうことにもなるのだ。

特に、相手が有名人または多忙な人間の場合、
自分に与えられた、たった1分の名刺交換の時間だけでも
「相手からどれだけ『今の自分に役立つ情報』を引き出せるか?」
が、すべての勝負の分かれ目なのである。

そのためには「自分が今かかえている課題は何か?」を
日々意識し、その解決策に対する貪欲な視点を持ち続けなければならない。

次のような言葉がある。

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「何か質問はありますか?」と聞かれて、
何も話さない人は「すべてを理解した」か、
あるいは「何も考えていない人」である。

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そもそも「すべてを理解できる人間」などいない。
だとすれば、私たちは、生きている限り、永遠に質問を
し続けなければならない。それは、会社にいても、
家庭でも、趣味でも、すべての局面において、自分を
成長させるために必要なことなのである。

サラリーマンで、起業系のセミナーや交流会に参加している人は
多いと思うが、そこで得た人脈から「どんな情報を得られるか?」
は「自分がどんな質問をするか?」にかかっている。
それを忘れさえしなければ、どんな相手と名刺交換をしても、
それは「有意義な情報を手に入れるための最適な手段」となるのだ。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。


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この記事へのコメント
はじめまして、いつもメルマガで勉強させていただいてます。

「興味深い」「リズム感」「つい読んじゃう」

など など。

楽しみにしてます。

ブログ見つけたので、来てみました、コメントした後で、

じっくりと読んでみます。



Posted by 影 at 2005年06月15日 21:11