メルマガを発行していると、読者から
相談のメールをもらうことがある。
・起業すべきか?
・転職すべきか?
・どうすべきか?
このような問いかけについて、私が意見を述べることは簡単だ。
だが、最終的に、それをどう解釈するかは本人の意思次第だし、
受け入れるかどうかも、本人の自由である。
相談者によっては、ただ「誰かに話したかった」という
意味で相談してくるケースもあるだろう。
そのような場合は、答えがどんな形であれ、
質問に答えること自体に意義がある。
しかし、具体的な解決策を求めている人にしてみれば、
曖昧な返事をもらったところで、それは何の役にも立たない。
その判断が難しいところなのだが、私の場合、
次の2ステップのアプローチで、本人が改善策を
見つけられないだろうか? ということを、いつも考えるようにしている。
まず、ステップ1としては、自分自身を変化させることである。
例えば、サングラスをかけている人には、街の景色は暗く見える。
同じように、今の勤務先が「つまらない」と感じている人は、
「つまらないことばかりが目に付くサングラス」をかけているのだ。
だから、先ずはそのサングラスを取り外す作業が必要になる。
それは本人の問題であり、周りの環境に依存することではない。
しかし、人によっては「私はサングラスなどかけていない」
という人もいる。その場合は、ステップ2.の
「周りの環境を変えてみること」に、話題をシフトする必要がある。
周りの環境を変えるといっても、
その変化が、自分の責任範囲においてのみ成立するものもあれば、
自分の力だけではどうしようもない問題もある。
例えば、オフィスの机を整理するとか、
アパートを引っ越すとか、新しいスポーツのサークルに
入るとか、そのような変化は、個人の責任において実施できる。
一方、仕事を変えたいとか、上司を変えたいとか、
会社を変えたいとか、そのような変化は、
自分一人でなんとかなる問題ではない。
もちろん、退職や転職を前提とすれば、変えられる可能性は
あるだろうが、多少のリスクや後悔がつきまとうのも事実。
このような場合、私がアドバイスできることは、
「その選択肢を選んだ場合、どんなメリットとデメリットがあるか?」
を分かる範囲内で説明してあげることだけだ。
仮に「会社を辞めたい」という希望をもっていて、
辞めようか、辞めまいか、その選択を迷っている人がいるとする。
その場合、
・辞めることのメリット、デメリット
・辞めないことのメリット、デメリット
を説明するしかない。
最終的に選ぶのは本人であり、第三者が選ぶことなどできない。
もし、人生の選択肢を他人に決めさせるような生き方を選ぶとしたら、
その時点で、選択を間違っていることになる。
注意すべき点は、ある選択におけるメリットには
気づいているが、デメリットには気づいていない
という場合だ。
そのような場合は、デメリットについても、
できるだけ自分の体験を踏まえて、話しをしたほうが良いだろう。
例えば「メルマガを発行するべきでしょうか? しないほうがいいでしょうか?」
という質問に対して、メルマガ発行のメリットとデメリットを話す場合。
メリットについては、本人もそれなりに知っているはず。
広告収入、人脈が広がるメリットなど。
だからこそ、本人も「発行してみたい」と考えているのだから。
だが、デメリットとして
・スパムメールが増える
・プレッシャーになる
・読者を増やすのには労力やお金がかかる
という点も、しっかり伝えなければならない。
このようなデメリットは、実際に体験してみないと
分からない場合もあるが、だからこそ、
これから始めようとしている人に対しては、
事前にしっかりと説明しておかなければならない。
私たちは、誰かの代わりに、最適な選択肢を選んであげることはできない。
だが、本人が、本人にとって最適な選択肢を選ぶためのヒントを
与えることはできる。
自分に教えられることは何なのか?
伝えられるメリットとデメリットは何なのか?
それを忘れなければ、どんな質問や相談を受けても、
冷静に対処することができるようになるだろう。
(次回につづく。)
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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。