2005年06月06日

ブログの本質について考えてみる

ブログを書いている人なら、誰もが一度は
「ブログの存在意義」について、
真剣に考え、悩んだことがあるはずだ。

宣伝のため、アクセスアップのため、自己啓発のため。
理由は人それぞれだろう。
だが、ブログの本質は「ログ log 」であるということを
忘れてしまうと、本来ブログが持っている性能を
思う存分発揮できないことがあるので注意が必要だ。


ところで、フジテレビで「ブログタイプ」という番組がある。
ブログを映像化するというコンセプトだが、
実際には、ブログをネタにしたドラマ仕立ての
トーク番組である。

私の好きな番組で「ココリコミラクルタイプ」という
番組があるが、あれは、視聴者からの投稿ハガキをもとに、
そのエピソードを面白可笑しく、お笑い陣&俳優陣が
ドラマ化するという番組。

つまり、視聴者ハガキは「ネタ振り」に過ぎないのだが、
ブログタイプも、同じように「ブログは単なるネタ振り」
として扱われている。だから、ブログ本来のコンテンツが持っている
面白さが、どれほど視聴者に伝わっているかどうかは難しいところだ。

テレビで放映する以上、ターゲットはブログよりも「マス」
でなければならない。つまり「万人に受け入れられるテーマ」
でないと視聴率は取れない。だから、恋愛系、結婚系に
テーマが偏るし、出演女優人も、そのテーマならば
抵抗なくトークを展開できる。

しかし、ブログの面白さは、もっとドロドロした、
リアリティーのあふれる文脈にあるのではないだろうか?
それを「万人向け」にデフォルメした瞬間、
それは既にブログではなくなる。

そして、もっと大切なことがある。
それは、本来のブログが持つ「ログ log」という意味。

辞書で「ログ」を調べると、それには「日誌」という意味が
書かれている。日記と言ったほうが分かりやすいかもしれない。
だが、楽天日記と、他のポータルブログには、また若干の違いがある。
あるテーマに即していれば、特に時系列性が無くとも、
そのときに思いついた感情を、その順序で綴っていけばいい。
それがブログの醍醐味である。

そして、エンジニアの間で「ログ log」といえば、
それは一般的に『後で自分たちが見るための吐き出し情報』
と解釈される。

たとえば、あるシステムにおいて、ソフトウェアが予想外の
誤動作をした場合、そのときの様子を、システムのログ上に
出力する(吐き出す)のだ。そうすれば、あとでログを見ることで、
誤動作の原因や状況を突き止めることができるからだ。

つまり「ログ」の本質は「誰かに見せるもの」ではなく
「後で自分で読み返すもの」なのである。
そのような意味では「ブログ=日記」という解釈も一理ある。

ここで言いたいことは「他人に見せること、指示されること、読まれること
だけを重視すると、それはログではなくなる」ということだ。
本来、ブログには「自分が書きたいことを自由に書くべき」なのである。

私のように、サラリーマンでブログを書いている人も多いと思うが、
書いている内容にいまいち個性がないとか、インパクトが無い
と悩んでいる人、あるいは続かないと感じている人。
彼らは、他人の目を気にしすぎている。
ログなのだから、もっと自由に書けばいい。
そこで割り切れるかどうか? が、ブログを続けられるかどうかの鍵。

ブログというインフラがどんなに普及したところで、
最終的には、それを利用して文章をアウトプットする人が増えなければ、
ブログのブームは終わる。

むしろ、真のブロガーにとって、ブームなんて
どうでもいいのかもしれない。
なぜなら、ブログは所詮「ツール」であり、
そこに書き込む行為自体で本人が満足できていれば、
流行りすたりなど、どうでもいいからだ。

そして、このことは、最近の「起業ブーム」にもいえることである。
「ブームだからブログを書く」とか「ブームだから起業する」
という行為には、まったく意味が無いし、どうせ続かない。
その本質を理解しなければ、本当の意味での楽しさは分からない。

何のためにブログを書くのか?
何のために起業をするのか?
その原理原則を自分の中に見出せた人間だけが、
周りの意見やブームに流されない芯の通った人生を
歩むことができるのである。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。


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この記事へのコメント
いいこと言いますねぇ。

6/6の日付でした。



Posted by 影 at 2005年06月15日 21:21