2005年05月25日

社内での自己表現が強すぎると失敗する

自分を表現する場所は、どこにあるのか?
答えは「無限にある」である。
だが、残念なことに、その「無限にある世界」が
見えていないがゆえに、悲しい人生を歩んでいる人がいる。

例えば、暴走族。
都会に住んでいる人なら、誰もがその騒音の被害に
悩まされた経験があるだろう。

また、本格的?な暴走族でなくとも、
若者が改造バイクで爆音を立てて走っている光景は
誰もが見たことがあるはずだ。
マフラーに穴をあけ「音で自分を表現」している人たち。

彼らは「自己表現の手段」として、音を立てることを
「カッコいい」と感じている。だからそれをやる。
しかし、もし彼らが、他に「自分を表現する場所」を
見つけることができたら、もう「うるさい音を立てて
街を迷惑に走り回る行為」なんて、馬鹿ばかしいと思うに
違いない。

そう、彼らはただ「自己表現の場所を探し求めているだけ」なのだ。
ただ、残念ながら、そのエネルギーを発散する正しい方法を
誰からも教わらなかった。だから「騒音」という形でしか、
そのパワーを排出できない。悲しい人生である。

彼らのことを笑うのは簡単だろう。
だが、私たち社会人は、彼らの行動を見て、
その教訓を、自分の仕事にも生かす必要がある。
自分もまた、彼らと同じように、今の職場で
「うるさいだけの騒音」を立てていないだろうか?と。

誰だって「自分はこの職場に無くてはならない存在だ」と思いたい。
「俺が!俺が!俺が!」そんな自己主張が強すぎる社員は、
どんな職場にも存在している。

もちろん、頑張って仕事に取り組む姿は美しい。
だが、その「俺は頑張ってるぜ!」的なイメージを
必要以上に植え付けようとして、大声を張り上げているとしたら、
それは、周囲の人間にしてみれば、騒音にしか聞こえない迷惑な話し。

例えば、会議においては、往々にして「声の大きい社員」の
意見が通る確率が高い。
たしかに「自分の意見を堂々と述べること」は大切である。
だが、目的はあくまでも「チーム全体のプラスになる提案をすること」
であり、決して自分の実力を誇示することではない。

では、なぜこのような「暴走族的自己主張社員」が生まれるのか?
問題は、彼らが「職場以外で自分を表現する場所」を持っていないことにある。
趣味、家庭、週末起業。会社の仕事以外でも、何らかの「自己表現の手段」
を持っている人間なら、社内でそれほど大声を出さなくてもストレスは溜まらない。

会社の仕事が上手くいっている人は、たいてい、趣味や副業が充実しているものだ。
スポーツを趣味としている人の場合、サッカーチームや野球チームなどで
自分の存在感を実感できれば、仕事で多少目立たなくても、生きがいを
見失うことは無い。

また、副業で自分のビジネスを所有している人は、
会社の仕事で多少地味な仕事を担当させられたとしても、
「副業の資金が稼げる」程度にしか考えない。
結果として、バランスの良い人生を生きることができる。

例えば、暴走族の若者にしても、
本当にバイクが好きなら、バイクの改造パーツや
修理を請け負うビジネスを始めることだってできるし、
その結果、褒められたり、お金を得られたりすれば、
それが、新たな生きがいとなるはず。

自己表現の場所は、会社以外にも、学校以外にも
無限に存在している。その見つけ方のコツさえ分かれば、
あとは勝手に自分で開拓することができるのだ。
世界は1つではない。それに気づいた人間だけが、
次々と新しい自己表現の方法を吸収しながら成長していくのである。

(次回につづく。)

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