2005年11月30日

サラリーマンが受けてる教育をお金に換算する

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

内容・詳細はこちら

社内教育が充実している会社は、
いろんな意味で「めぐまれている」といえる。
特に、新入社員も含めた若手社員に対しては
より実践的なスキルが一日も早く身に付くように、
スタートダッシュで教育に初期投資するケースが多い。
先行投資して、あとで大きな利益を上げてもらおうという考えだ。

だが、その投資に対して、若手社員はあまりありがたさを
感じていなかったりするのも事実。
研修中に寝ていたりするのはその典型だ。

入社して5年もすれば、教育の重要性を少しずつ理解するようになる。
知識があれば、それだけ仕事を有利に進めることができるからだ。
知っていることが少なければ、それだけ「自分で調べる時間」が必要になる。
そのために余計な工数がかかり、スケジュールどおりに仕事が終わらない。

同じ年齢で、業務経験も同じぐらいなのに、
なぜ仕事のスピードが違うのか?
その1つの要因は「知識」である。
知識が多ければ仕事では有利。
この原理原則は変わらないのだから、
学歴重視で採用する会社の人事も、あながち間違ってはいない。


このような事実に気づいたとき、
「学生時代にもっとやっておけば・・・」
という後悔の念が強くあらわれる。
そのような人は、駅前留学の英会話スクールに通ったりする。
それはすばらしいことだ。

だが、会社の中にも「学びの機会」はたくさんある。
それを最大限に活用する姿勢もまた大切なことだ。

転職するにしても起業するにしても「実務経験」は大きな武器になる。
そして、座学や講座での教育もなた、基礎スキルを高めるのには効果的。
このような機会を社内で見つけたら、遠慮せずに積極的に参加したほうがいい。

それでも、なかなか勉強へのモチベーションが上がらないときがある。
そんなときはどうするか?
それは、講座や教育の費用をすべて「現金に換算してみる」ということ。

起業家またはその予備軍には「セミナー好き」が多い。
誰かの話を聞く、教えてもらう。その行為が、将来自分の富を膨らませる
ことにつながるという事実を、経験的に理解しているからだ。
そして、セミナーの参加費は、高いものになると5万から10万を
超えることは珍しくない。

それと同じぐらいの価値あるセミナーが、社員研修の一環として
行われることがある。起業家にとってはなんとうらやましい状況だろうか。

だが、サラリーマンにとって、そのような教育は「面倒」な対象なのである。
なぜその価値を感じられないのか? それは「お金に換算」していないからだ。

10万円の現金を受け取るのと、10万円のセミナーを受けるのには
同じ価値がある。そう考えていけば「給料ではなく教育でもらう」という
報酬の受け取り方法も成立するのである。

お金は使い方によって「消える」こともあるし「残る」こともある。
自己投資は後者だが、自己投資に関心のないものは浪費して「消して」しまうもの。
そのような行為を何十年も続けていれば、同じ年齢でも差がつくのは当然である。

サラリーマンの二極化が進むとすれば、それは「どんな会社に勤めているか?」
で区別されるものではない。「自己投資にどれだけ明るいか?」で区別されるのである。
どんなに大きな企業に勤めていても、その中で提供されている教育に無関心ならば
それは「宝の持ち腐れ」ともいうべき、とてももったいないこと。
企業が社員に投資している教育費を1円でも多く吸い尽くすぐらいの欲深さ。
それがあってこそ、サラリーマンはこれからの時代を生き抜くことができるのである。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中
  
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2005年11月28日

即効性と持続性は同時に求めてもムダ

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

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歯医者からのハガキがきっかけでホワイトニングを検索し、
別の歯医者がヒットしたので、そちらに連絡を取ってみた。
ハガキを出した歯医者にしてみれば、これほど悲しい投資はない。

連絡した歯医者は、土曜日なら空き時間があるとの
ことだったので、日曜日のテレビ出演に控えて、
ホワイトニングを体験しておくのも悪くないと考え、
早速予約を入れた。

電話で歯科医いわく
「来る前に問診票をダウンロードしてご記入してご持参ください」
とのことだった。たしかにサイト上にPDFの問診票がある。
なるほど、待合室で書くよりも早いし、お互いに時間が節約できるということか。
さすがにSEOに力を入れている歯科医はネットを上手く活用している。

さて、実際に行ってみると、まず聞かれたのは
『ホワイトニングに関してどれくらいご存知ですか?』
だった。

正直、名前ぐらいしか知らない。なので
『名前は知っているぐらいです』
と、そのまま答えたら、親切丁寧に教えてくれた。

ホワイトニングには2つの考え方があるらしい。
1つは「歯に付いた汚れを除去する」というもの。
もう1つは「歯の色そのものを変える」というもの。
前者はただ汚れを落とすだけなので、表面を研磨することになる。
だから「歯が持っているもともとの色」に戻すことはできるが、
「歯の色そのものを変えること」はできない。

だが後者の場合は、歯を直接漂白することによって
歯の色そのものを変えるというものだ。
つまり後者こそが本当の意味での「ホワイトニング」といえる。

いずれにせよ、まずは表面の汚れを落とさなければならない。
なので、とりあえず磨いてもらった。

さて、表面はきれいになったが、やはり歯の色そのものは
「純白」にはならない。やはり芸能人のような白い歯を手に入れるには
漂白するしかないのか?

でも、1つ問題があることに気づいた。
前歯に1つ「差し歯」があるのだ。
人口の歯の色は変えられない。ホワイトニングでは変色不可能。
つまり、人口の歯の色を変えるためには、歯そのものを作り変えるしかない。
そうなると、ホワイトニングどころの話ではなくなる。
かといって、そのままホワイトニングすれば、他の歯との色の差分が
出てしまい、違和感を感じることになる。

しかも、ホワイトニングは「1回やれば完了」という類のものではない。
毎日の歯磨きのように、地道な努力が必要だというのだ。
自宅でケアすることを怠ってはならないと。

ただ、急激に白くするような施術もあるらしいが、
それは「元に戻るのも早い」という。
つまり、即効性を求めれば、持続性が犠牲になるということだ。


このような事情により、結局は「難しい」という結論に達したのだが、
そもそも「1日で歯を真っ白にして、それが一生続くようにする」
などというのは土台無理な話。毎日きちんと歯を磨いて手入れをしなければ
美しさは持続できない。これは、デンタルケアに限らず、
すべての物事に対して言えることだ。

自己啓発にしても同じ。どんなに高額なセミナーに1日出たとしても、
それだけで一生稼ぎ続けられるほど世の中は甘くない。
時代の流れについて行けるように、日々、新しい情報をインプットし続けなければ
ならない。毎日歯を磨くのと同じように、情報収集をせよということだ。

私たちは、ビジネスのヒントを得るとき、それが「即効性のあるノウハウ」
であればあるほど「得した」という感情を抱きやすい。
だが、そのようなノウハウの効果はごく短命であり、根本的な解決には
ならないことが多い。

だからこそ「長期的な視点」で「地道な努力」が大切になってくる。
体のケアも、脳のケアも、どちらも「1日でなんとかなるようなもの」
というのは、この世の中にはあり得ない。あったとしても、それは
すぐに消えてしまう、一時的な幻であることを忘れてはならない。

(次回につづく。)

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2005年11月25日

新しいビジネスの風を感じている人と、感じていない人

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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先日、久しぶりに歯医者からハガキが届いた。
2年ほど前に、一度診てもらったことがあったが
それ以来はまったく行っていなかった。
そもそも虫歯などの具体的な痛みがなければ
わざわざ行くようなところでもないが。

そのハガキには「このハガキを持参するともれなく唾液検査薬を差し上げます」
とのコメントが。唾液検査薬って何? という質問をしたくなったが、
なんとなく魅力を感じなかったので、特に行くつもりもない。

このハガキから感じ取れること、それは何か?
ようするに「客が減っている」ということだろう。
客と呼ぶべきか、患者と呼ぶべきか。

患者が減るということは、世の中にとっては好ましいことでもある。
健康な人が増えれば、国の医療費負担も減る。
だが、歯科医師の立場ならば、そう悠長なことも言っていられない。
なんとか収入源を確保しなければ、開業時のローンさえ払えなくなる。

そのような意味では、治療からホワイトニングなどの美的サービスに
切り替える歯科医師は増えている。
治療は病気にならなければニーズが発生しないが、
「葉を白くしたい」というニーズは、誰でも持っているからだ。

さて、ハガキを送ってきた歯医者。ホワイトニングをしているか?
を知りたかったので、サイトをチェックしてみた。
もしホワイトニングをやっているのならば、その話なら
聞いてみたいと思ったからだ。

だが、サイトを開いて驚いたのは。いきなり音が鳴り出したこと。
いわゆる「BGMが流れるホームページ」というやつだが、
閲覧者にとってはまったくメリットがない。どうにかして止めようと
思ったが停止ボタンが見つからない。しかたなく強制的に
BGMを聞かされる羽目に。なかなかかなしいものがある。


サイト全体的に素人っぽさが残る。まあBGMを強制的に
流している時点で素人っぽさ全開なのだが・・・

サイトの出来栄えは、その歯医者のブランドイメージを大きく左右する。
プロに頼まず、個人レベルで制作しているサイトは、
手作りの暖かさというメリットはあるが、
ホワイトニングなどの上質サービスを希望する客の心はつかめない。

そして、このタイミングで私は、自分自身に「ホワイトニングに対する
ニーズがある」ということを知った。そこで、早速ホワイトニングを
検索してみると、きちんとSEOされたサイトがたくさん出てくる。
さすがに新しい分野に参入する歯科医師はネットにも投資している。


このように、どのような業界でも「客が減ってきている」という状況から
目をそむけることはできない。そもそも人口が減っているのだから。
これはサラリーマンにおいても例外ではない。

今、あなたの会社が売っている商品やサービス。
その売れ行きがいつまで続くのか?
近い将来、新しく構造改革するときが訪れるかもしれない。

当然、会社の方向性を決めるのは経営者や取締役であるから
社員一人ひとりがコントロールできる問題ではない。
だが、社員の視点で方向を予測し、それに見合ったスキルを
自力で身につける努力を始めることはできるだろう。

会社の方針が変われば、事業モデルが変わる。
そうすれば、その事業において必要とされる能力も変わってくる。
可能ならば「その能力はどのようなものか?」を事前に予測して、
その勉強を始めておいたほうがよい。

それは、サラリーマンとして会社で生き残る場合にだけでなく、
起業家として独立する場合にも役立つスキルになる。
業界がどのような方向に向いているのか?
その風向きを見極められる人間だけが、ビジネスで成功できるのだから。

(次回につづく。)

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2005年11月23日

「休日」と「仕事」をどちらも大切にする

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大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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今日は祝日だが、そもそも「祝日」とは、サラリーマンのような
「出勤日が決まっている仕事」だからこそ、意味を成すものである。

起業家や自由業の場合「毎日が休日」という言い方をすることがあるが、
それは「休む日を自分で決められる」というだけであり、
本当に「毎日が休日」になるわけではない。

働かなくても食べていけるような投資家的生活ならば別だが、
たとえ投資家でも「将来予測」「景気動向の調査」など、
頭を使う仕事はたくさんあるわけだ。
それらに時間を費やすことが求められる以上、
「毎日が休日」なんてことは有り得ないのである。

そしてもっと大切なことは「毎日が休日だったら、そんな人生は楽しいのか?」
ということである。これはものすごく重要なことだ。

『なにもしない時間』を『快楽だ』と感じるのは
『なにかする時間』があってのことだ。
つまり「仕事に追われる時間」がなければ「休日を快楽だと感じる時間」もない。
うまいビールを飲みたければ、走って汗をかくしかないのである。


『なにもしない時間』を突き詰めると、最後には「死」という選択肢が待っている。
すべてを拒絶した状態。もちろんそこまで行くのは極論だが、
年間の自殺者が、交通事故の死亡者よりも多いという事実も、なんとも皮肉なものだ。
政府は「交通安全対策」にお金を使うよりも『幸せな生き方対策』に税金を投資する
べきなのかもしれない。

いわゆる「うつ」の問題は、サラリーマンにも身近なテーマとして感じられるようになった。
そして、医学的にも「脳の疲労である」という位置づけがなされてきている。
つまり「休息によって回復する」という考え方だ。

事実、しばらく休んでいたサラリーマンが、数ヶ月して職場に復帰するケースは
珍しくない。私の勤務先でも実例がある。
あえて「なにもしない時期」を体験することで「仕事の意味」を自分の中で
再定義できるのだろう。

もちろん、それができずに辞めてしまう人もいるかもしれない。
そして、今は元気に勤めているサラリーマンでも、いつかは自分の問題として
考えなくてはならなくなるかもしれない。私も含めて。

仕事とは何か? 幸せとはなにか?
将来が見えなくなっている今、誰もが不安に感じている時代。
一時的に仕事をセーブし「休息すること」でその答えを見つけられる人もいる。

しかし、私が思うのは『今、アクティブに働いている人こそ、日常的に幸せについて
考えたほうがよい』ということだ。

「真面目な人ほど精神的に追い詰められやすい」とは言われるが、
もし、いい意味で「手を抜いたり休んだりすること」を知っていれば、
そこまで追いつめられる必要があったのだろうか?

疲労の原因が、長時間の残業や過激なスケジュールによってもたらされるのならば、
その問題点は「仕事を管理する側」にあると言わざるを得ない。
だが、管理者もサラリーマン。完璧な人間ではない。
だとしたら、労働者1人ひとりが「自分を守る手立て」を
きちんと確立しておかなければならない。

私は、多くのサラリーマンは「真面目すぎる」と思っている。
もっと自由に『会社を利用する・使い倒す』というぐらいの姿勢で十分だ。
会社に人生を支配される必要などない。会社なんて「金儲けのためのしくみ」に
すぎないのだから。

私は著書の中で「会社を使い倒せ!」とか「上司を利用せよ」などと書いているが、
それに対して、経営者や管理職の人間は、いい気持ちではないかもしれない。
だが、多くのサラリーマンは、心の中では「会社や上司よりも、自分の人生のほうが大切だ」と
思っているのだ。私はそれをただ文章にしただけ。特別なことを言っているのではない。

「休み」と「仕事」のバランス。どちらかに偏りすぎると幸せにはなれない。
両方とも楽しむ。両方とも大切にする。その「チカラ加減」の上手さが
「人生を生き抜く上手さ」なのだと、私は思っている。

(次回につづく。)

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2005年11月21日

「一貫した自分」を長期的に主張しつづける

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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1つのビジネスモデルのサイクルが短命化している時代だからこを
起業家は長期的な視点で将来を予測することを怠ってはならない。
特に、インターネットのようなスピードが重視される世界においては、
その場の流行や思い付きだけで企画を立ち上げてしまうと、
採算が取れるようになる前に、そのモデルが崩壊してしまう可能性もある。

たとえば、新規発行されたメルマガの多くは
半年以内に廃刊される。
創刊当初は面白そうな企画でも、途中で趣旨が二転三転し、
いつの間にか、その企画自体が成立しなくなっていたりする。
彼らはスタートダッシュ時に投資したコストを回収しないまま
メルマガを廃刊し、それまでに獲得した読者のアドレスと
信頼を無駄に捨てていることになる。かなりもったいないことだ。

私は、このようなムダを省くためにも、
メルマガのM&A的な手法がもっと活用されてもよいと思っている。
つぶれそうな会社を買い取って再建させる。
同じように、廃刊寸前のメルマガを買い取り、
充実したコンテンツを流し込むことで読者を活性化させて
新しい価値を生み出す。そのほうが、読者にとってもメリットはあるはずだ。

もちろん、長期的な視点でメルマガのコンセプトを組み立てられるのならば、
時代に合わせて少しずつスタンスを変えていくことで、長く生き延びることは
できるだろう。だが、そこには一環した主張がなければならない。

次のような言葉がある。

-----------------------------------------------
ブランドとは変わらないものではない。
一貫した主張に基づき変わり続けるものである。
-----------------------------------------------

問題なのは、主張が変わることだ。
主張が変わると、読者はついてこなくなる。
個人でも会社でも、一貫性のないところに説得力はない。

そのような観点から「自分の主張はどうなのか?」を振り返ってみる。
情報発信者は、つねに自分の立ち位置や主軸がずれていないかを
確認しながら前に進んで行かなければならない。

では、私自身の場合はどうか?
週末起業のビジネスモデルとしては
「ホームページビルダーのビデオ教材販売」
からスタートし、これは現在も順調に利益を上げている。

そして、一方では「幸せなサラリーマンになる方法」という
メルマガを発行し、書籍化した。
この2つの活動は、どのような主張に基づいているのか?

結論から言えば「サラリーマンがインターネットで情報を発信することを
活性化したい」ということだ。
ホームページビルダーは手段であり、「幸サラ」はそのコンセプトの部分、
つまり「幸せとは?」「人生とは?」という哲学的な思考をテーマとしている。

この両輪がうまくかみ合ってこそ、有益なコンテンツがネット上にあふれて
活性化していくものだと私は考えている。
この主軸は、長期的に見ても安定しているものであり、今後も変わることはない。

では「情報発信の活性化」という課題を追い求めて行くにあたり、
今後は私自身、どのような活用に重点を置いていくべきだろうか?

1つは、WEB技術のテクニックの部分を伝える活動を続けていくことが
あるだろう。情報を発信するにしても、多少なりともネットの知識は必要だし
HTMLも知っておいたほうがいい。そのような技術面でのスキルアップの
お手伝いができるような活動。具体的にはセミナーや教材開発などが該当する。

そして、もう1つの側面。それは「自分探しのお手伝い」である。
どんな情報を発信するか? は「どんなビジネスを構築するか?」に
直結する。その方向性次第で、自分のポジショニングが決まり、キャッシュポイントが明確になる。
つまり「自分のスキルを明確化する」という作業なくして、情報発信はありえない。

では、どのようにして「自分探し」のお手伝いをするのか?
1つは、メルマガやブログで、人生論や哲学的思考を展開することだろう。
そうすれば、生き方のヒントとして活用してもらえるかもしれない。

そしてもう1つは、セミナーやコンサルティング形式でのお手伝いである。
このようなセミナーは、技術的な講義よりも数倍難しい。
教えるべき答えがないからである。作り方が決まっているものではないから、
人それぞれに最適な答えを探すには、とても多くの質問や問いかけが必要だろう。
しかし、だからこそ、この部分を体系化できれば、多くの人が
自分の目標探しや夢の実現に積極的になれるのではないかと考えている。

これは、起業に限った話ではない。
定年まで会社に勤めるにせよ、その会社でなにを成し遂げたいのか?
を明確にする姿勢は大切である。
だが、そのような答えはどこにも書いていないから、
最終的には自分で見つけ出すしかない。

ただ、それを見つけるための具体的な質問の手法や
フレームワーク、あるいは誰にでも使えるようになっているツールなどが
あれば、多少なりとも自分探しにおいて悩む時間は少なくなるかもしれない。
今後はそのような活動にも力を入れていくべきではないかと考えている。

一貫した「自分」をいかに早い段階で見つけることができるか?
それは、サラリーマン/起業家を問わず、すべてのビジネスマンに与えられる課題。
起業しなければそれを見つけられないというのは誤解であり、
サラリーマン時代にそれを見つけられた人間は、どんな働き方を選んでも幸せになれる。
私はそう信じている。

(次回につづく。)

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2005年11月18日

どんなに小さな可能性でも、それを見逃さない

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テレビ出演の話、いったんはボツになったが、
けっきょく復活して、正式に出場が決まった。
どうやら、当初予定していた出場者が欠員になってしまい、
その穴埋めとして選ばれたようだ。なんとも運がいい。

テレビの「視聴者参加型の生出演」の場合、当日急に
来られなくなったときの保険のために、補欠を用意しておくらしい。
たしかに、生本番前に空席が出てしまっては大変だ。
だからベンチを確保してある。

最初「ベンチ入りでもいいか?」という話だった。
つまり補欠である。それを聞いて『だったら断ろうか…』
とも思ったのだが、どうやら補欠でも、次のような特典は与えられるらしい。

・弁当が出る
・謝礼金が出る
・テレビ局内に入れる

ということで、とりあえずOKしたのだが、
翌日になって「欠員が出たから本出場になりました」との連絡が。
こっちも心の準備ができていなかったので、それなりに緊張した。

さて、もし今回の話を「補欠だったら参加しません」と断っていたら、
どうなっていたか?
きっと、欠員の穴埋めの話は、他の人に流れていただろう。

チャンスをつかむ人と、逃す人の違い。
それは「どんなに小さな可能性でも、それを見逃さない」
ということだ。

事実「補欠でもいいか?」と聞かれたとき
『はい、OKです』と答えながら、心のどこかで「もしかしたら…」
とも思っていた。病気になる人がいるかもしれないし、事故が起こるかもしれない。
その可能性が1%でもあるのならば、それを逃す手はないと思ったのだ。

このような考え方は、起業家でもサラリーマンでも、
すべてのビジネスにおいて大切なことだと、私は思っている。
たとえば、セミナーや勉強会への参加。
『なんとなく乗り気がしない』と思っても、いざ参加してみると
予想外の人脈にめぐり合ったりするものだ。そして、そこで知り合った
人と、長期的によい関係が築けるケースも少なくない。

サラリーマンの場合は、仕事の中にチャンスを見いだすべきだろう。
急に降りかかってきた仕事。その中に、どんなチャンスが潜んでいるかわからない。
その可能性を信じながら、どこまで自分の時間とエネルギーをさけるか?
「チャンスをつかむ人」とは「わずかなチャンスを見逃さない人」のことなのだ。

もちろん、会社にいると『こんなことをしても無駄だ』と思うことは多い。
だが、それがムダかどうか? は、結果を見るまではなんともいえないのも事実。
そもそも、テレビ出演の誘いが来たこと自体も、これまでの広報活動
(出版や雑誌への取材対応など)が影響している。それは『どんな小さな取材の
依頼も断らずに丁寧に対応した』という結果の積み重ねなのだ。

仕事も同じである。いきなり大きな案件を受注しようとしても、
その前に相手の信頼を得なければ、ビジネスは進まない。
小さな仕事の積み重ねが信頼の地層を構築し、その中で
長期的に富を生み出す財産が育つのである。だからこそ、
日々、仕事を選ばず、与えられたチャンスに全力で取り組む姿勢を忘れてはならない。

(次回につづく。)

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2005年11月16日

嫉妬を感じたときこそ、自分を見つめなおすべき

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メルマガやブログを運営していると、
励ましや喜びのメッセージもたくさん届くが、
同時に、シビアなメールが来ることもある。

たとえば、次のようなものだ。

----------------------------------------

 お前ばかりが成功するのは許せない。

----------------------------------------

たしかに、その気持ちはものすごく分かる。
だが、そんなことを気にしていたのでは、
自分の人生を楽しむことなどできない。
これは、私に限らず、すべての人にあてはまることだ。
他人の目を気にして自分の欲望を押し殺す人は、
よく言えば「いい人」だが、悪く言えば「気が弱い」だけ。

これは、ビジネスに限らず、恋愛でも同じ。
ものすごく好きな人がいて、でもその人と付き合うと、
周りから嫉妬される。でも、それが怖いからといって、
もし相手からプロポーズされたとしても「断る」という人がいたら、
それはなんて愚かな行為だろうかと思う。もったいない。
きっと、100人中99人は「周りなんて気にせずに
結婚すればいいのに」と思うに違いない。
誰かを傷つけることを恐れていては前には進めない。
良くも悪くも、それが人生というものだ。

本当は1位の席が1億人分あればいい。
だが現実はそうもいかない。
勝つ人がいれば負ける人もいる。
柔道の谷(田村)選手が
『2位の人にわるいから、もう金メダルは狙いません』
などと宣言して、誰が喜ぶというのだろうか?

たしかに、銀しか取れなかった選手は、谷選手のことを
「邪魔な存在」だと思っているかもしれない。
だが、それよりも大切なことは
『谷選手が勝つことで、どれだけたくさんの視聴者が
勇気付けられているか?』ということだ。

ポジティブな雰囲気を作り出そうと頑張っている人の影で、
その活躍に嫉妬し、ネガティブになってしまう人が存在する。
これは避けられない現実だが『だから頑張ってはダメだ』という
理由にもならない。つまり、私たちは自分の欲望に従って
どんどん前に進み続けるしかないのである。

そしてこれは、会社の中でもよく起こる現象だ。
同僚の出世を素直に喜べない。
『なんであいつが… 絶対に俺のほうが優秀なのに…』

あるいは、後輩の結婚を心から祝福できない。
『俺より若いくせに、くやしい、許せない…』

しかし、このような嫉妬心を持つことで
それをバネにして成長のエネルギーを
得ている人もいる。それはそれで、1つの生き方だろう。

もちろん、私自身も、ライバルに嫉妬することはある。
自分よりも多くのベストセラーを出していたり、
多くの収入を稼いでいる人を見ると、正直、悔しくなる。
だが、それは最終的には『自分の未熟さ』として受け入れるしかない。
周りに対する怒りは、最終的には、自分の不甲斐なさに跳ね返ってくるのだ。

だからこそ、私たちが嫉妬を感じたときは、
『じゃあ自分には何ができるのか?』を見つめなおしたほうがいい。
他人の悪口を1つ言う暇があったら「自分の短所を1つ見つける努力」
をしたほうが、よほど利益になる。それを忘れないようにしたいものだ。

(次回につづく。)

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2005年11月14日

「見せ方」を変えれば、周りの反応も変わる

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大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

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テレビCMを見ていると、何度も長期間にわたって
「同じ内容のCM」が流されることがある。
それを見ていて『いいかげん変えたら?』と思うのは
私だけではないはずだ。

商品は同じでも、CMの内容は定期的に変わる。
そうやって視聴者を飽きさせない仕組み。
長期的に消費者の支持を得るためには、
CMもずっと同じではダメで、バリエーションを
豊かにしなければならない。

アイフルのCMなどは、チワワのストーリーから始まり、
最近では筋トレの話にまで発展しているが、
あの先どうなるのか? 見ている側は気楽だが、
ストーリーを考えるほうは、相当なプレシャーを
感じているはずだ。
インテルの「サボテンのトゲ」のバージョンも
そろそろ飽きてきた感がある。次はどのような展開になるのか?
あの続きのストーリーで話が膨らむのだろうか? ひそかに楽しみにしている。

このように「見ている側」はき楽なものだが、
一方で「宣伝する側」にしてみれば、
『1つの広告を長く使い続けることはできない』
という現実を、重く受け止めなければならない。
これは、メルマガやブログにおける広告でも同じだ。

一度効果のあった広告でも、繰り返し使っていると
だんだんと反応率が落ちてくる。読者もなれてくるからだ。
そうなると、商品は買えずに、違うアプローチでのキャッチコピーや
ストーリーを考えなければならない。つまり「見せ方を変える技術」
が問われるのだ。

商品が変わっていないということは、つまり
「商品の魅力が落ちた」ということではない。
商品そのものがすばらしいものであっても、
ずっと同じパッケージを使っていては飽きられる。
商品は1つでも、見せ方は1つではないから、
リアルタイムで、そのときの時流にあわせて
つねに最適な見せ方、アプローチの仕方を工夫することが
求められるのだ。

法人の場合はどうか?
古い企業イメージを払拭するために
社名を変えたり、ロゴマークを新しく作り直すのは
「見せ方を変える戦略」の1つである。
社内の人員や体制を変えなくても、
外見だけを変えれば、消費者が企業に抱く印象は
大きく変わってくる。
業種によっては、社名を出さずにあえて新ブランドを立ち上げるという
方法をとっているところもある。そのほうが斬新さを維持することができ、
「古臭い」という不利な印象を消し去ることができるからだ。

そしてこれは、サラリーマンという「人材」においても例外ではない。
社内で有利に仕事を展開しようと思えば「見せ方」も重要な要素の1つになる。
つまり『自分は周りからどのように認識されているか?』にフォーカスを当ててみるのだ。

たとえば「あまり営業には向かない」という印象をもたれているサラリーマンが
いた場合、そのイメージを払拭するためにはどうすればいいか?
を考えてみるのである。

その改善点は、外見的な部分にあるかもしれないし、
あるいは日々の言動や言葉の使い方にあるかもしれない。
髪型を短くしてアクティブなイメージを植えつけるというのも
1つの方法だろう。

いずれにせよ「自分という中身」を変えることは簡単ではない。
専門的な技術やスキルを習得しようと思えば、時間もお金もかかる。
しかし「周りからどう解釈されているか?というイメージを変える」
のならば、ほんの少し「見せ方」を考えるだけで、その目的は
達成される可能性も少なくない。

つまり、自分という商品は同じでも、
ちょっとストーリーを考えれば、
いくらでも魅力的に見えるようになるし、
高く売れるようになるということだ。

周りが「飽きてきた」という印象をもっていなか?
その雰囲気につねに気を配り、斬新さを失わないように心がける。
それができれば、あなたにはビジネスのチャンスがたくさん
舞い込んで来るようになる。周囲の人間を引き続ける
「好感度CM」を放映しつづけることができるのだ。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中
  
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2005年11月11日

目立つことのメリットとデメリット

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テレビ出演の話、どうやらボツになりそうだ。
テレビ局の話によると、募集したところ希望者が多すぎて、
人数を調整中らしい。
となると、著名人から優先的に選ばれるだろうから、
私のような週末起業家のレベルでは、到底およばない。
少なくとも、年収で1億のレベルを超えていなければ無理だろう。

考えてみれば「テレビに出たい」と考えている起業家はごまんといる。
基本的に「目立ちたがり屋」でなければ、起業家にはなれない。
宣伝効果を考えれば、テレビほど効果的な媒体は存在しない。
ホリエモンがテレビに出演しまくっているのも、
それによってライブドアの知名度が上がるからだ。
そうすれば、優秀な人材も集まるし、既存社員の満足度も高まる。
上場企業が発展できるかどうか? は、いかに優秀な人材を確保できるかに
かかっている。

もちろん「目立つこと」にはリスクが伴う。
芸能人で言えば、プライベートが侵害されるということも
大きなデメリットの1つだ。

起業家の場合、会社の知名度を上げることは大切だが、
あまりにも有名になりすぎると、厄介な輩もたくさん訪れるだろう。
そうなれば、余計な時間がとられてしまうし、金銭的なリスクも
発生してしまう。だからこそ、過度なプロモーションには
慎重にならなければならない。

では、サラリーマンの場合はどうか?
社内で目立とうとすれば「上司からたたかれる」
「同僚からねたまれる」などのデメリットが発生する。
それを恐れて、会議で思うように発言できなかったり、
会社に改善策を提案できなかったりする。

しかし、それは「無駄な争いを避ける」と同時に
「自分の欲望に対して素直に仕事が出来ない」ということを意味する。
個人的な欲望ではなく「会社を良い方向に導きたい」という社会的な目標。

このような野望は誰もが持っているはずだ。
しかし、余計な提案をすれば「じゃあお前がやれ。失敗したら責任を取れ」
と、すべてを押し付けられるかもしれない。
そのような状況において、自分の希望や信念を貫き通せる社員は
なかなかいないだろ。だから保守的な社員が増え、社内の風通しが
悪くなるのである。

私は「会社を辞めて起業すること」が人生の正解だとは思っていない。
しかし「起業家としての心構えは、すべてのサラリーマンが持つべきだ」
と考えている。

起業家としての心構えとはなにか? 1つは「目立つことを恐れない気持ち」
である。自分を売り込み、主張を展開する。
そこにはあらゆる批判やバッシングが飛び交うかもしれない。
しかし、それを恐れずに行動できる者にだけ、成功の光が差し込むのも事実。

金銭的なリスクはさておき、
精神的なリスクだけなら、それは自分の心構え1つで、
いくらでもコントロールできる。

目立つことによって得られるメリットとデメリット。
それぞれを冷静に分析し、自分がとるべき行動を選択する。
それができるサラリーマンは、すでに起業家の心構えを
身につけていると言える。そのような社員は、
会社に残ろうが、会社を去ろうが、どんな世界でも生き残っていける
最強のビジネスマンなのである。

(次回につづく。)

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2005年11月09日

サラリーマンに与えられた平穏を捨てるとき

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テレビ出演の話が来た。
あるクイズ番組の回答者の枠だ。
「起業家」の枠があり、そこに座る人を探しているのだという。
まだ本当に出演できるかどうかは確認中だが、
もしチャンスがあれば、私も参加してみたい。

正確には「起業家」ではなく「週末起業家」なので、
本来ならばサラリーマンの枠に該当するのかもしれない。
それはそれで楽しいと思う。現役サラリーマンとしての出場。

私は学生時代からプロミュージシャンを目指していたが、
ミュージックステーションなどの音楽番組を見ながら
『いつか私もあの画面の向こうに立ちたい』と思っていた。

私自身、今年は本を出したこともあり、雑誌からの取材依頼も増えた。
以前にくらべて、マスコミとの距離が縮まったということだ。
メディアの王様がテレビ業界だとすれば、いずれは誰もがそこを
目指すことになるのだろうか。影響力が大きいからPR効果も高い。

しかし、もし自分がテレビ業界で生きていくとなれば、
それなりに大変な責任を負うことになるだろう、とも思っている。
たとえば、ニュース番組などの司会レギュラーの場合、
ぜったいに穴をあけることは許されないし、風邪を引くことさえ
プロとして恥ずべき行為。つまり、プライベートの生活を犠牲にしてまでも、
自分の健康を維持しながら、テレビ出演に命をかけなければならないのだ。

社会的に強い影響力を持つということは
「自分の代わりがいなくなる」ということでもある。
サラリーマンの場合、会社に行けば自分と同じ仕事ができる
社員はたくさんいるから、たとえ自分が風邪を引いたり入院をしたりしても
それほど多くの人に迷惑をかけることはないだろう。

だが、テレビ業界で働く芸人やタレントの場合、
代わりがきかないから、もし自分の体に何かあった場合、
周りの関係者に多大なる影響を与えることになってしまう。

よく、一流芸能人が運転手つきの車で移動しているが、
あれには「自分で運転して事故を起こすリスクを避ける」
という意味も含まれている。
有名人が人身事故などを起こしたら、それこそ仕事を続けられなくなるほどの
社会的ダメージを背負ってしまう。そのリスクははかりしれない。
つまり、強い影響力を持てば、それに比例してあらゆる行動が
制限されるということだ。たとえ「自分で車を運転したい」と思っても
周りが許してくれない。

以前、ビートたけし氏がバイクで事故を起こしたことがあった。
なぜあれほどの大物芸能人が、タクシーやベンツではなく
原付だったのか?
きっと「自分で運転したかったのだ」と私は思っている。
いつも誰かに背負われるのではなく、自分の足で歩いてみたい。
そう感じるときは、誰にでもあるはずだからだ。

テレビに出て有名になりたいという気持ちは誰にでもある。
だが、その代償として、どれだけの行動制限やデメリットを背負うことになるのか?
については、あまり考える機会はない。
それを真剣かつ冷静に考え、それでも「社会的に強い影響力を持ちたい」
と思うのならば、それは本当の気持ちだろう。
だが、一時のあこがれや「なんとなくかっこいい」という理由だけで
そのような世界に入り込んでしまうと、その沼から抜け出せなくなる危険もある。

サラリーマンに与えられている平穏な生活。
それを捨ててまで手に入れたいのかどうか?
まずはしっかり自問自答し、自分の人生について
本気で見つめなおすことが大切なのである。

(次回につづく。)

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2005年11月04日

仕事は先延ばしにするほど疲れる

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誰にでも「体調が悪くなるとき」はあるだろう。
それが一時的なものなら、まだいい。
だが、慢性的に続くようならば、それは心理的にも
大きな負担となる。

自分はもう若くないのでは?
なぜあの頃は頑張れたのに、今は力が出ないのか?
肉体の衰えは誰にでも訪れる宿命。避けては通れない。

年齢を重ねると、知識や経験は増えていくし、
人脈も広がっていく。
そして、それらの資産を活用して、
もっとビジネスを大きく広げるチャンスにも
恵まれるだろう。
だが、せっかく条件が揃ったとしても、
それを完成させる体力が自分に残っていなければ
いずれにしても実現させることは難しい。

若い頃の体力が永遠に続くはずはない。
それは誰もが理屈では知っている。
だが「実際にはどれくらい落ちるのか?」が予測できないことも事実。
だから『まだまだ俺はいける』と錯覚し、無謀なスケジュールを立てたりする。

人生を山登りに例えるならば、
頂上に近づくにつれて、一日あたりに進める距離が
短くなるということだろう。
疲労は蓄積され、筋力も衰えてくる。
だとすれば、人生において「もっとも勢いのある時期」とは
いつなのだろうか?

10代なのか、20代なのか、
あるいは40代からかもしれない。
人それぞれ感じ方は違うだろう。
だが「今がその時期だ」と自覚して
仕事に取り組んでいれば、その絶好の時期を逃すことはまずない。

若い人は「自分はまだ若いから」と言って、なにもしない。
若さを言い訳にしている。やらないことを正当化しているのだ。

一方、老いた人はどうか?
「もう年だから…」と言って、やはり何もしない。
高齢であることを言い訳にしている。

じゃあ、その人にって「やるべきだった時期」とは
いつなのだろうか?
本当は、そのような「年齢の定義」など存在しないのだ。
やる人は何歳でもやるし、やらない人はいくつになってもやらない。

10代の頃に体が弱かった人が、
定期的にトレーニングをすることで、
20代には強靭な肉体を手に入れるというケース。
珍しいことではない。

肉体は年齢とともに衰える。
この常識にどこまで対抗できるのか?
それも、本人の自覚と意志次第だといえる。

自分の体に異常を感じたとき。
疲れがたまったとき、体力が落ちたと思ったとき。
そこで「もうベストな時期を逃したか…」と考えるか、
それとも「まだまだいける…」と考えるか。
年の取り方は「肉体」では決まらない。
「考え方」によって決まる。
自分の頭で限界を決めたとき、それが肉体の限界になってしまう。
「走れない」のではなく「走らない」のである。

もちろん、いずれは本当に足が動かなくなってしまうほどの
「老い」を受け入れざるを得ない時期はやってくるだろう。
90歳になっても100メートルを10秒で走れる陸上選手はなかなかいない。

しかし、だからこそ「今、10秒で走れる筋力があるうちに、何を成し遂げるべきか?」
という課題が、大きな意味を持つのである。

自分の肉体が時間と共に失われるという事実を受け入れたとき、
もう迷っている暇はないと感じるだろう。
明日やるのか? 今日やるのか?
「やるべきことを先延ばしにしている人」は
「先延ばしにすればするほど体力的に疲れる」という事実を忘れている。
時間を大切にすることは、体を大切にすることと同じ。
年齢を重ねることの意味。それを自覚することが、日々の仕事に
素早く取り組むモチベーションを高めてくれるのである。

(次回につづく。)

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2005年11月02日

サラリーマンは搾取されているのか?

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大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
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「搾取」とは何か?
無知な人間を騙し、金を奪い取ることか?
または、気づかれないようにこっそり、財布から現金を
抜き取ることか?

ドラゴン桜のヒットで
「頭の悪いヤツは一生騙され続ける」
という考え方は、一般にも広く浸透しただろう。
だが、その先にある「行動する」というレベルにまで
到達できるのはごくわずかの人間。

行動するとは、具体的に言えば、法律を勉強するとか
税制に詳しくなるということだ。
だが、その専門家でもない限り、高度な知識を
習得するのには、かなりの労力と根性が必要になる。

一方、最近では株の本が売れている。
サラリーマンや主婦がデイトレーディングで
稼ごうという考え方が広まっているからだ。
小額からの投資が可能で、ヤフオクのように
配送や梱包の手間もかからない。
オンラインで口座を開き、ゲーム感覚で
クリック1つでお金を動かせる。
この手軽さがウケているのだろう。

しかし、株で稼ごうとなれば、
それなりに「仕組み」を理解しなければならない。
ビジネスの動向にも目を向けるようになるし、
情報への感度が良くなる。アンテナが高性能になる。
そして、いつも考える。24時間考え続ける。
「どの株が上がるか?」これはつまり「将来予測」なのだ。
来年はどうなるのか? 5年後は?
これを日々考えていれば、ビジネススキルは飛躍的に向上することは間違いない。
つまり、「金を儲けたい」→「株」→「情報を仕入れる」→「勉強する」
という流れで、株ブームは自己啓発を助長しているのだ。とてもよい傾向である。

これが常識となれば、株に手を出す学生も増えてくるだろうし、
小学生の授業でも「投資」が取り上げられるかもしれない。
授業とまではいかなくても、クラブ活動やサークルなどから
はじめれば、子供の頃から投資感覚が身に付くことは間違いない。
子供たちが昼休みにキャッシュフローゲームで遊ぶ。
それが当たり前の時代が来てもおかしくないのだ。

つまるところ「金を儲けたければ賢くなれ」ということだが、
一方で『自分たちが子供の頃は、そんなの誰も教えてくれなかった』
と文句を言う大人たちもいるだろう。
彼らは「自分が富を手に出来ないのは、その方法を学校が教えなかったからだ」
という責任転嫁的な考え方しかできない。
だが本当の責任は「教えなかった側」ではなく
「教わろうとしなかった自分たち」にあるのだ。

書店に行けば、投資関連の本は大量にあふれている。
どの本を選ぶかは人それぞれ。自分で決めるしかない。
学校教育で教えるべきことは「文字の読み方」と「本の買い方」で
十分だ。あとは、自分がどんな情報を手に入れたいのか?次第。

そもそも、責任転嫁をする人間は、絶対に成功できない。
「搾取されている」というのも、極論で言えば責任転嫁だ。
なぜなら「搾取されるような状況に自分を追い込んだのは、
まぎれもなく自分自身」であるからだ。

そこから抜け出すためには、どのような考え方を身につければいいのか?
どんな情報を入手し、いかなる知識を習得すればいいのか?
それを日々真剣に考え続ける人間だけが「搾取される側」から
「搾取する側」に回れる。「搾取する側に回ること」が幸せなのか?
はまた別問題だが、まずは搾取する側の仕組みを理解しなければ、
それが「本当に搾取なのか?」さえ判断できない。

税金、社会保険、○○手数料。
私たちが普段「搾取」だと感じている存在。
それらは、どのような仕組みに基づき運用されているのか?
結果、社会にどのような影響を与えているのか?
それを知った上で、自分がやるべきことは何か? を決める。
ルールを変えるにしても、見過ごすにしても、利用するにしても、
その前提にあるものは「理解」なのである。

だからこそ「会社から搾取されている」と感じているサラリーマンは
まず会社のしくみを知らなければならない。理解しなければならない。
相手のことを良く知らずに批判するのは簡単だ。
だが、本当の批判とは「相手を完全に理解した状態」でのみ
効力を発揮するものなのだ。そうでない批判は単なる愚痴で終わってしまうのである。

(次回につづく。)

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