2005年09月30日

自分のスタイルを貫き通す

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

内容・詳細はこちら

昨夜は週末起業鉄人会に参加していた。
週末起業家の中で、特に実績を出している人たちだけが
集まる会合である。

30人ほどの鉄人が集まったが、さすがに参加者はみな
レベルの高い人ばかりだ。既に独立して億レベルの
売上を上げている起業家。雑誌やテレビで取り上げられている人も多い。

私自身も、今回は「本を出した」というネタを引っさげていったので、
まあなんとか鉄人のレベルには達していたと思うが、
それでも、まだまだ起業家としては未熟な方だ。
『まだ若いから…』と言い訳はしたくない。
やはり、起業家は実績が全て。結果を出さなければ、
やがて忘れ去られて消えていく。それが現実だろう。

私の著書のタイトルは「辞めるなんてもったいない」だが、
鉄人の中には、すでに辞めて独立している人も多く、
その人たちにとっては、もはや「サラリーマン時代」は
過去の話し。

そのような状況においても、プレゼンタイムでは
しっかりと本の宣伝をさせていただいたのだが、
やはり、周りの独立した鉄人の話しを聞いていると
どうしても「自分もそろそろ…」と考えてしまうのだ。

それは、プレッシャーでもあり、ライバル心でもある。
『○○さんが辞めたから』と言う理由で触発され
起業に踏み切る人たちもいるが、その気持ちは痛いほど分かる。
自分だけが取り残されたような気持ちになるからだ。

だが、私はこの本をまとめるにあたって、
サラリーマンのメリットを1年半に渡り、
冷静に見極めてきた。そして、サラリーマンの人生と
起業家の人生を客観的に比較し、どちらが自分にとって
幸せなのか? を毎日考えつづけてきた。

未だに答えは出ない、というのが正直な気持ちだが、
1つだけ明確に言えることがある。
それは「他人と自分の行き方は違う」ということ。

誰かに触発され、やる気を出し、モチベーションを維持するのは
賢い方法だ。だが、他人のやり方に影響されすぎて、
「自分もそうでなければならない」という強迫観念に縛られるのは、
そもそも自由な生き方だとはいえない。

自分は自分、人は人。
そうやって割り切り、自分の選択に絶対的な自信を持って行動する。
その信念を持つことが「独立」なのである。
決して「退職すること」が独立ではない。

だから、私は他の鉄人たちの生き方は参考にするが、
それがたとえ自分の生き方と違っても、そのことに対して
劣等感を抱いたり、危機感を感じたりする必要はないと思っている。
もちろん、定年まで会社に勤める保障などない。
だから、いずれは起業する日が来るのかもしれないが、
それでも、その日は「自分で決めることができる」のである。
だから、周りの動きに惑わされたり、流されることはない。

結婚適齢期という言葉があるが、
本来、それは「自分が好きなときにすればいい」のであり、
人それぞれ、自分だけの適齢期を持っている。
起業も同じだ。変なプレッシャーに流されて、焦って起業しても
それは人目を気にしているだけなのだ。本当の意味で
「自分の欲望に正直」な生き方をしなければ、成功を掴むことなどできない。

つまり、少しでも迷いがあるのならば、それはまだ機が熟していない、ということ。
もっと冷静に自分を見極め、将来について考える。
その時間がもう少し必要だということ。

あなたも、自分の本当の欲望に気づくまでには、
まだまだ時間がかかるかもしれない。
だが、それはそれで、あなたに必要な時間なのだから、
誰が何と言おうとも、自分のスタイルを貫き通せばいいのである。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中
  
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2005年09月28日

サラリーマンに最低限必要な情報だけを厳選

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

内容・詳細はこちら


私はよく「何を見るか?ではなく、どこを見るか?」
という表現を使う。
同じ情報源に触れていても、その情報源に対する「姿勢の違い」
で、入ってくる情報は10倍にも100倍にもなる。
どのような意識をもって情報を吸収するか?次第で
情報の質と重要度は格段に高まるのだ。

そして、視点の違いとは「切り口」の違いである。
ある個人が、自らのフィルターを通して情報源を見た場合、
そのフィルターのかけ方次第で、情報はどんなカタチにも加工できるし、
必要・不必要の判断もまた、フィルターの性能と特性次第なのだ。

たとえば、サラリーマンにとって「社会保険関連の情報」
は、普段なかなか入ってこないものである。
正確には「情報はいつも近くにあるが、後回しにしたり、
自分には関係無いと思っている姿勢」が、情報を遠ざけているとも言える。

退職したら、失業保険はどうなるのか?
年金は、税金は、保険証は?
このような疑問をもっているサラリーマンは多いだろう。
疑問と呼ぶよりは「無知であることへの不安」と呼ぶべきかもしれない。

もちろん、実際に自分の身に「退職」という事実がふりかかれば、
否応無しに勉強せざるを得ない状況になる。
そして、本屋に走り、社会保険関連の参考書を読み漁ることになる。
もしくは、あきらめて「もう、どうでもいいや…」となるかだ。

そして、社会保険関連の参考書を手に取り、
そこで大きな壁に突き当たることになる。
情報の内容が専門的すぎて、ボリュームも多く、
どこから手をつけていいのかがさっぱり分からないのだ。

ひと言に「社会保険関連の情報」といっても、
そのタイプは大きく分けて3種類ある。

1.社労士の資格取得を目的とした参考書
2.経営者向けの「社員のための社会保険」を説いたもの
3.サラリーマン退職予定者向けの情報

もちろん、退職を前提としたサラリーマンならば
3.の情報源を一番最初に読むべきなのは言うまでも無い。
だが、ここで忘れてはならない事実が1つ。
それは、3.に該当する書籍を書いているのは、
まぎれもなく1.や2.に該当する「難しい書籍」
を書いている人たちだということ。

つまり「難しすぎる」のである。
もっと簡単に、サラリーマンに最低限必要な情報だけを
簡潔に纏めた情報源は無いものか?
『これ一冊あれば、とりあえず退職手続きの基本はわかる』
というレベルのもの。
それさえあれば、だいたいの概要はつかめる。
20:80の法則に従うならば、
本当に必要な20%の情報だけを知れば、
残りの80%は分からなくてもなんとかなるものだ。
基本を押さえておけば、その知識をベースとして
分からないことは役所の人に聞くなど、いくらでも
解決方法は見つかる。

私は、辞める/辞めない にかかわらず、
一人でも多くのサラリーマンに、社会保険の
基礎知識を身につけて欲しいと思っている。
年金や税金など、なんとなく分からないから
会社にまかせっきりになってしまう。その姿勢が
依存体質を生み、会社だけにどっぷり浸かった人生を
創り上げてしまうからだ。

そのために、今回の私の著書では、社会保険関連の基礎情報を
「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」という形式で、
だれにでも分かりやすい簡単な形式でまとめている。

具体的には、以下のような項目について解説している。

・もし自分が、会社を辞めることになったら…
・失業保険って、簡単にもらえるの?
・失業保険って、いくらもらえるの?
・会社都合の退職って、リストラ以外にもあるの?
・知らないと損する「公共職業訓練」ってなに?
・会社を辞めたら、保険証はどうなる?
・会社の健康保険を任意継続するための条件は?
・国民健康保険に加入するには?
・任意継続と国民健康保険は、どっちが得なの?
・会社を辞めたら年金はどうなる?
・退職後、国民年金だけで大丈夫なの?
・退職後の税金は? 確定申告ってどうするの?
・住民税の支払いはどうなるの?
・知らなきゃ損するのは、自分自身

私は社会保険の専門家ではないから、複雑な法律や
難しい詳細事例はよく分からない。
だが、この本に書いてあることは、業界・業種を問わず
すべてのサラリーマンが知っておくべき、ごく基本的なことだ。

この本は社会保険の専門書ではない。
本来は「サラリーマンとして、いかに幸せに生きるか?」
をテーマとした書籍である。
だが、幸せになるためには、精神論も大切だが、
「押さえるべきところ」は、きちんと押さえておかなければならない。
ルールを知らないがために、不利な状況に追い込まれるのが世の中。
だからこそ、面倒がらずに、私たちは勉強をし続けなければならない。

私の書いた本が、あなたの知識を広げるためのきっかけになれば幸いだ。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。書籍『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本(大和書房)』全国書店にて好評販売中
  
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2005年09月27日

どうすれば幸せなサラリーマンになれるのか?

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著)1300円 ISBN4-479-79131-0 大和書房
巻末付録「絶対後悔したくない退職準備マニュアル」付き!!

内容・詳細はこちら

なぜ私が、この本を出すことになったのか?

サラリーマンとして、そして人間として
「どうすれば幸せになれるのか?」
という問題に取り組むことは、避けては通れない。

そもそも、幸せという概念が漠然としているから、
どうしても哲学的な思考になってしまう。
そして、途中で面倒になり『もういいや。とりあえず会社に行こう』
となってしまうのだ。

ビジネスの「究極の目的」とは何か?
・お金を儲けること
・人を喜ばせること
・世の中の役に立つこと
いろいろあるだろうが、いずれにせよ
自分自身が幸せでなければ、上記のいずれも目的も
果たすことは出来ない。
自分が溺れていたら、他に溺れている人を助ける事など不可能。
つまり、他人を幸せにしたければ、まずは自分自身の中で
「幸せの定義」を明確にしておかなければならない。

成功者の多くは、ビジネスのテクニックだけでなく
「人生哲学」や「いかにして生きるか?」などのテーマにも
興味を持っている。最終的に行き着くところは、必ずそこになる。
富と名声を手にして、それでもなお満足できないとき、
人は哲学的に考えるのだ。自らの人生について。

では、サラリーマンがそのような思考を持つと、どうなるだろうか?
通常、その思考領域までたどり着くには、まずは金銭的に豊かに
ならなければだめだと考えられている。そして社会的地位や名声を
手に入れてから、はじめて自分の生き方を真剣に見つめ直すことができるのだと。

だが、それは必ずしも「金銭的に成功しなければ、人生における幸せの定義を
見い出せない」という意味ではない。
そもそも「金銭的な意味での成功」自体が曖昧な領域にあるのだ。
・いくら稼げば成功なのか?
・いくら使えば成功なのか?
・金儲けにゴールはあるのか?
1億稼いでも10億稼いでも満足できない。
それが人間の本質。
ならば、1億稼いだ時点で「人生とは何か?」について考えてもいい。
いくら稼いでも満足できないのならば、今すぐ「自分にとっての満足とは
何なのか?」を考えるべきなのである。

サラリーマンでも、年収が500万円しかないからといって
それは「自分にとっての幸せとは何か?」を考えなくてもいい
という理由にはならない。だからこそ、収入の金額とは切り離して
考えなければならない。幸せの定義について。

だが、このような問題には、答えは無い。
正確には「ある」のだが、それは「無限に有る」ということであり、
つまり事実上「正解は無い」ということになる。

60億人いれば、60億とおりの答えがある。生き方の答え。
それを知っている人間こそが、幸せの本質を知っている人間。

私はその答えを知るために「幸せなサラリーマンになる方法」
というメルマガを書き続けてきた。自らが情報発信者になることで
自分の中にある考え方や思想を整理することができると考えたからだ。

だが、正直なところ、いまだに明確な答えは見つかっていない。
もしかしたら、一生答えなど見つからないのかもしれない。
しかし1つだけ言えることがある。それは
「考えるプロセスによって、得るものがある」ということ。

「答えを得る」ためには「考える」というプロセスが欠かせない。
そのためには「考えるための情報源」を集めなければならない。
勝手に脳が集めようとする。具体的に言えば、電車や公共の場所で
「幸せそうな人」を無意識にサーチするのだ。
つまり、脳のアンテナが敏感になり、つねに「どんな生き方が幸せか?」
を意識するようになる。そのおかげで、今までは見過ごしていた情報や
考え方、視点を手に入れることができた。結果として、
密度の濃い時間を生きられるようになったと言うことだ。

おなじ1時間でも、入ってくる情報の量が10倍違えば、
それは事実上「時間密度が10倍違う」ことになる。
限られた24時間をいかに濃く生きるか? その濃度を
極限まで高められれば、寿命が延びたのと同じ事になる。

どうすれば幸せなサラリーマンになれるのか?
この問いを、常に自分のあたまのなかに置きつづけ、
そして、日々考え、情報を集め、そして発信してきた。

今回の拙著「辞めるなんてもったいない!」は、
その考え方、テクニック、ノウハウを凝縮した一冊だ。
起業ブームの中『辞めないと幸せになれないよ』というメッセージが
飛び交っているが、それは幻想であり、妄想。

辞めないと幸せにはなれないと思っている人間は、
辞めても幸せにはなれない。

問題の本質は、つねに「環境」ではなく「自分自身の中」にある。
それを真剣に見つめ直していないから、自分にとっての幸せの定義が
見つからないのだ。

もし、あなたが「人生を変えたい」とか
「このままではダメだ」と思っているのなら、
まず最初にやるべきことは「自分と真剣に向き合うこと」である。

・どんな生き方をしたいのか?
・何を優先し、何を捨てるのか?
・世の中にどんな価値を提供できるのか?

その答えを見つけるのは容易ではない。
1日や2日で見つかるものではない。
5年、10年かかる人もいるだろう。

だが、その答えを見つけるためのヒントを
私の本から少しでも拾ってもらえれば幸いだ。
他人の考え方、視点に触れることで、自分の視野も拡大される。
それが人生を水平展開させ、あなたの可能性をどんどんと広げてくれるのだ。

(次回につづく。)

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2005年09月16日

辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本

私(大和賢一郎)の著書
『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本』
が、本日より全国の書店で販売開始になる。



アマゾンで購入 http://www.1mouke.com/mlmg/shiawase/book/amazon.html

この本は、私のメルマガ「幸せなサラリーマンになる方法」
が書籍化されたものだ。サラリーマンが会社を利用して、
自己のスキルアップをするためのテクニックや考え方が書いてある。

この本を読むことで、サラリーマンのメリットを再認識できる。
サラリーマンが得ている「給料以外」の恩恵にどこまで気づけるか?
それらのメリットを享受していることを踏まえて、それでも辞めたい、
独立したいと思うのならば、その選択もよいだろう。

だが、ただ一時的なブームに流されて、盲目的に起業するのはどうかと、
個人的に思うのだ。ネット上には「起業・独立することを煽り立てる情報」が
氾濫している。その理由は「起業ノウハウを売るため」であることは明白だ。

1.サラリーマンは不幸。起業すれば幸せ!
2.そのためには、起業ノウハウに投資せよ!
3.そのノウハウを期間限定○万円で提供中!

このパターンが多すぎて、今では多少古臭いイメージさえある。
賢いサラリーマンは「もうその手には乗らない」というのは
十分に理解しているが、それでも会社がつらくなったときに
このような情報を読むと、弱った心の隙間に入り込まれる危険はある。

私は、このような「偽りのブーム」に対抗するためにも、
今回の本が出版できて、本当に良かったと思っている。
「起業・起業」と騒がれている今だからこそ、もっとサラリーマンの
メリットに目を向けるべきなのである。

会社を辞めるか? 会社に残るか?
それは自分で決めた選択ならば、どちらを選んでも正しい選択。
どちらが正解とか、どちらが間違っているという判断はできない。

だが、正しい選択をするためには、正しい情報を仕入れなければ
ならないのも事実。
つまり「起業を煽り立てる人たち」が一方的に書いた情報だけを
ただ鵜呑みにしてしまうと、
「自分の人生には、どちらの選択が最適なのか?」
を冷静かつ客観的に判断できなくなる。それが一番のリスク。

今回、この本を出すことで、私は「起業煽り組み」の人たちからの
バッシングを受けるかもしれない。だが、それはメルマガ発行時から
覚悟していたことだ。

世の中の考え方、オピニオン、方向性が偏ろうとしている時、
必ずそれを均衡化する抵抗勢力が必要になる。
これまで、本を出すという「発言権」は、起業して成功した人にだけ
与えられた特権だった。しかし、それが不均衡な考え方を
世の中に浸透させてしまうのならば、それは誰かが止めなければならない。

私は今回、この本を「現役サラリーマン」の立場で書いている。
これまで、サラリーマンには、なかなか本を出す機会は与えられなかったかもしれない。
だが、サラリーマンこそ、もっと自分の考え方、ノウハウ、意見などを
世の中に対して発信していく時代が、これからやってくる。私はそう信じている。

自分の意見を主張したければ、それに対する抵抗を恐れてはいけない。
最大のネックが「自分の中にある恐怖心」ならば、それを克服しないかぎり、
永遠に自らのオピニオンを世に送り出すことはできない。
ブログが普及して、誰もが主観的な意見を堂々と述べられるようになった。
これからは、ネットの世界を越えて、アナログの世界、リアルの世界にも、
自分の意見を浸透させていく。そうして、多くの人たちの意見、考え方が
ぶつかり合うことで、本当の意味での「客観性」や「均衡」が保たれるのである。

(次回につづく。)

辞めるなんてもったいない! 入社3年たったら読む本
大和賢一郎(著) 予価1365円(本体1300円)
ISBN4-479-79131-0 大和書房 Tel:03-3203-4511 Fax:03-3207-8740
お近くの書店さんにて、簡単にお取り寄せ・お求めいただけます。
アマゾンでも注文できます↓
http://www.1mouke.com/mlmg/shiawase/book/amazon.html

この本に寄せられた読者さんの声↓
http://www.1mouke.com/mlmg/shiawase/book/


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2005年09月14日

世の中のルールが変わるとき

Yahoo!の検索の仕組みが変わろうとしている。
すでにベータ版が公開されているが、
近いうちに、それが正式版として公開される予定だ。

現在の仕組みと、どこが大きく変わるのか?といえば、
手動によるディレクトリ登録のサイトの優先表示がなくなる、
という点が、一番の大きな違いだろう。

Yahoo!とGoogleを比較すると、Yahoo!はディレクトリ型であり、
Googleはロボット型という言い方がよくされていた。
しかし、一時期はYahoo!のサイト検索にもGoogleのエンジンを
利用利用していたため、事実上はYahoo!とGoogleのどちらを使っても
同じ検索結果を得ることができたのだ。

だが、Yahoo!とGoogleが提携を解消し、Yahoo!も独自の
検索システムを利用し始めた。それと同時に、ディレクトリ登録を
有料で行なう「ビジネスエクスプレス」も、申請を受け付けていた。
サイトオーナーにとって、Yahoo!対策とGoogle対策を
個別に考えなければならなくなった状況において、
最大のYahoo!対策は、ビジネスエクスプレスの利用だったのだ。

しかし、Yahoo!が新システムを導入することで、
「ディレクトリ登録による上位表示の優位性」は
完全に失われてしまう。そうなると、現在ディレクトリ表示に
頼っているサイトオーナーにとっては死活問題となる。

このようなルール変更に対して、
憤りを感じているサイトオーナーもいるだろう。
ビジネスエクスプレスに投資した分が無駄になってしまうと
考えるからだ。

だが、検索エンジン側も、生き残りをかけて
「検索精度の向上」に日々努めているという事実を
忘れてはならない。
Yahoo!ディレクトリ登録のポジションは、もはや
「ビジネスエクスプレスでお金を払えば買える」
という、ある意味では「有料広告と同等」の意味合いになっている。

つまり、ディレクトリに登録されていること=
ユーザーに有益な情報が含まれていること、
という定義が成立しなくなっている今、
検索ロジックそのものを根本から見直そうとする姿勢は、
検索エンジンの影響力を保つためにも、欠かせないものなのだ。

だからこそ、サイトオーナーの側も、
「いつルールが変わってもいいように、あらかじめ予想し、
準備しておく」という姿勢が大切なのである。
「変わること」に怒りを覚えるのではなく
「変化に対応する準備をしていなかった自分」に対して
怒りを感じるべきなのである。

そしてこれは、インターネットの世界に限ったことではない。
リアルの世界においても、法律改正や国際情勢の変化は、
毎日起こっている。

たとえば、サラリーマンにとって「増税」の問題があるが、
これもルール変更の1つ。変わることに怒っても仕方が無い。
それよりも「どうすればその変化に対応できるか?」を考える。
でなければ、いつまでたってもルールの変更に怯えながら暮らすことになるのだ。

新会社法の制定も、サラリーマンにとって多少なりとも
影響を与えるだろう。自分で会社を興すサラリーマンが
増えてくるかもしれないし、サラリーマンの雇用形態も
大きく変化する可能性もある。

だが、そのようなルールの変化を事前に感じ取っていれば、
自分なりに何らかの対策を打てるはずである。
それをやらずして、変化を拒むだけでは、自身の成長は期待出来ない。

世の中の仕組み、ルール、法律が変わるとき。
そこには必ず「変化を拒むもの」と「歓迎するもの」が存在する。
「歓迎するもの」の側に回りたければ、変化に伴うメリットを熟知し、
それを最大限に活用できるように、前もって準備をしておけばいい。
既得権益というぬるま湯の中で、ただ変化を眺めているだけだと、
そのぬるま湯はやがて熱湯になる。
サラリーマンも、会社から得られる権益を「利用する」のは良いが、
それに依存して、変化に対応する準備を怠ることは、絶対に避けなければならない。
最後に生き残るのは、強い者でもなく、賢い者でもなく、変化できる者なのだから。

(次回につづく。)

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2005年09月12日

「相手の立場に立つ」という基本的な視点

最近、迷惑メールの受信量が急激に増えている。
メーリングリストの投稿アドレスにも侵入しているようで
今後、さらに被害が拡大することは避けられないだろう。

もちろん、以前もこのような迷惑メールは存在していたが、
なぜ、ここに来て、PC側の迷惑メールが急増しているのか?
1つは「多くのサイトが集客に困っている」という現実がある。

本来ならば、メール送信業者も、しかるべき宣伝手段を取って
集客できるのならば、わざわざ迷惑メールに手を出す必要などない。
タイトルに「未承諾広告」という表記の無いメールは犯罪であり
違法である。受信者またはメールサーバーの管理業者が本気になれば
犯罪行為として摘発することも可能。

そのようなリスクを犯してまで、あえて迷惑メールを
送信しつづける業者の意図は何か?
また、そこまでして、求めるだけの反応率が本当に得られているのか?

テレビ、雑誌などのマス媒体広告でさえ、どんどん反応率が落ちている現状。
最近では、大企業のマーケティングにおいても、ムダにマス広告を打つのはやめて
口コミやコミュニティサイトによる販促を仕掛ける傾向が出てきている。

そんな中、個人または中小レベルのサイト運営業者は、
サイトへの集客をどうするか? で、日々頭を悩ませている。
そもそも「ネットはコストが安い」という前提で参入したにも関わらず、
バナー広告も効果なし。SEOもまったく効かない。
そんな状況において、仕方なくスパム行為をせざるを得ないまでに
追いつめられたサイト運営者たち。まったく哀れな話しである。

ネットに限らず、現実の世界でも、勝手に電柱にチラシを張ったり、
ビラを撒いたりする、いわゆる「ステ看板業者」というものは存在する。
モラルが欠如している人たちはどの世界にも存在するわけだ。リアルでも、ネットでも。

しかし、ネットにおけるステ看板行為であるスパムメールは、
もはや、リアルでの捨て看板ほどの効果も期待出来ない。
なぜなら、ネットでお金を払う人たちは、みずから検索して
自分から責める手段をもっているからだ。つまり、ネットでのスパムは
「情報を集めるための手段」としては、まったく意味をなさないのである。

突き詰めるところ「ネットでもタダで宣伝できる時代は終わった」
ということだが、それを理解していない業者たちは、
いまだにスパムメール送信に精を出し、いつか捕まるリスクを恐れながら
日々暮らしているのだ。彼らが知るべき現実は「ネット広告は特別ではない」
ということ。つまり、他のメディア(雑誌やテレビ)と同様に、
お金をかけて宣伝しなければ効果は得られない。

もしかしたら、彼らも気づいているかもしれない。
もはやスパムで集客できる時代は終わったのだと。
それでも、きちんとお金をかけて宣伝しようとしないのはなぜか?
それは、自社の商品に対して「お金をかけて宣伝するだけの自信」
が持てないからである。

もし、自社の商品やサービスに本当に自信があるのなら、
お金をかけて宣伝をしても、そのコストはペイできると考えるのが普通。
つまり、彼らがやるべきことは、スパム送信ではなく
「自社の商品力を高める」ということなのだ。順序が逆なのである。

中途半端な商品力のまま、宣伝費にお金をかけても、
それは「ザルで水をすくう」ようなもの。いつまでたっても
お客は掴めない。だったら、まずはザルの目をしっかりと埋める。
それから、広告先を吟味し費用対効果の高いプロモーションをすればいい。

つまり、商品力が不足している状態で、いくら見せかけだけの
プロモーションを展開したところで、それは自分で自分の首を絞めることに
なるわけだ。消費者はそれほどバカではない。商品の品質を客観的かつ
冷静に見極めてから購入する。だからこそ、買ってもらうためには
顧客の信頼を得なければならない。
もしあなたが客ならば、スパムを送ってくるような業者を
信用するだろうか? そこにお金を払いたいと思うだろうか?
スパム送信でわずかなアクセスアップを得ると同時に、
彼らは一番大切な「顧客の信頼」という財産を捨てているのである。

「見せかけ」だけで通用する時代は終わった。
それは、サラリーマンの仕事に対しても言えること。
社員として、ビジネスマンとして、本当に評価されるためには、
見せ掛けだけの仕事ではだめ。本当の意味での「社員としての商品力」
を高めなければ、顧客や同僚からの信頼は得られないし、報酬も上がらない。

例えば、なにか新しいアイデアを提案するとしても、
それが単なる自己満足の一方的な主張ならば、
それは「スパム主張」であり、周りの社員にとっては迷惑な話し。

「相手の立場に立つ」という基本的な視点があるならば、
スパム行為に走ることはない。冷静に、相手と自分の距離を見極めて
「どうすれば、お互いにメリットのある関係を長期的に築けるのか?」
を考える。それが商売の原理原則であり、絶対に守るべき基本なのである。
サイト業者も、サラリーマンも、その視点だけは忘れないようにしたいものだ。

(次回につづく。)

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2005年09月09日

社内に転がっている「コロンブスの卵」

最近、ある雑誌で「四角いスティックのり」があることを知った。
私もよく使用しているが、通常、スティックのりと言えば丸型(円筒)
である。これは昔から変わっていないから、疑う余地も無い。

だが、丸型であるがゆえに、不便な面もある。
机に横置きすると転がる。四角い用紙に塗る時、隅のほうに塗れない。
だが「そういうものなんだ」と思い込んでいるので、だれも否定しない。

しかし、のりの形状を四角形(直方体)にすることで
・横置きで転がるという問題
・角の隅に塗れないという問題
を同時に解決している。まさに「目からウロコ」の改善案。
とても簡単なことだが、なぜ今までなかったのかが不思議なくらい。
こういうのを「コロンブスの卵」と呼ぶのだろう。

たしかに、スティックのりは、事務用品の中では
地味な部類に入るかもしれない。最近は両面テープや
「テープのり」と呼ばれる商品もよく使われている。
あえて粘着式ののりを使う機会も減っているのが現実だろう。

だがここで注目すべき点は「どんなに地味な作業にも
改善点はある」ということ。
ほんの少し、今までの着眼点を変えることで
「それが当たり前だ」「そういうものなんだ」という
思い込みを捨てることが出来る。新しいアイデアを
呼び寄せるチャンスを広げることができる。

そしてこの視点は、社内のあらゆる事務、雑務にも適用できる。
たとえば「机の上が不要な書類でいっぱいになっている」という人。
どうすれば、それを改善できるのか?

不要な書類が溜まる原因は「定期的に発生する配布書類」である。
たとえば、全社員に配られるビラなどがそうだ。
それほど重要な内容ではないが、なんとなく捨てられない。
そのような中途半端なものが溢れているのが現状ではないか?

この状況から脱却するためには
「告知書類は全員に配布するのが当たり前」という
概念を、一度捨てなければならない。
改善策の一例としては、イントラネットでWEB化するという方法がある。

だが、アナログの印刷物をWEB化するのが面倒なケースもあるだろう。
その場合は、紙媒体で配布するしかない。
しかし、それは必ずしも全社員に配布する必要があるものなのか?

例えば社員が100人いたら、100人が同じ書類を、長期間保存しておく
ことは、スペースの無駄な利用を引き起こす。誰かが持っている書類なら
自分がもっていなくても、必要なときに、見せてもらえばいい。
その観点で考えてみると、書類を「共有化」することで、一元管理できないか?
全員にコピーして配布するのではなく「ここに置いてある」という
情報だけを通知して、見たい人がいつでも閲覧できるようにしておく。
それだけで、各社員の机の上は驚くほどスッキリするようになるはずだ。
いわば「個人所有の書類」を「ライブラリー化」するという視点で整理してみる。
もちろん、それが最善の解決策だとは限らないが、切り口の1つとしてはつかえるだろう。

いずれにせよ大切なことは「普段、社内であたりまえだと思われている習慣に
改善点を見い出せるか?」なのである。
本来、高度な頭脳労働を期待されて採用された社員が、
地味な整理業務や事務に時間を取られていては、会社としても
損失が大きいし、社員自身も貴重な時間を無駄にしていることになる。

あたりまえのこと。「そういうものだ」という文化として定着しているもの。
それを「本当にそうなのか?」という視点で、一度疑ってみる。
そうすれば、それまで気づかなかった、たくさんの「コロンブスの卵」を
発見することが出来るだろう。会社の地味な作業を効率化させて楽しくするためには、
社員一人ひとりの改善に対する視点と姿勢が求められるのである。

(次回につづく。)

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2005年09月07日

その裏にある「作為的な意思」を感じ取れるか?

ものごとを「大きな視点でとらえる」とはどういうことか?
それは、その裏にある「作為的な意思」を感じ取ることだ。

以前、ある本で「タバコはマーケティング上、最適な商材だった」
という話しが取り上げられていた。
ビジネスにおいて「良い商材」の条件は「リピート性があること」
である。つまり、一人の顧客が、同じ商品を、長期間にわたり
ずっと買いつづけてくれることが、安定的な収益を生み出す土台になる。

そのような意味では、タバコという商品は、とてもリピート性が高い商品だ。
一度吸うと、そう簡単にはやめられなくなる。死ぬまでリピートして
吸いつづけるのだ。だから買いつづけるしかない。

つまり、タバコを売る人間から見れば「ずっと売れつづける超ロングセラー」
な商材なのである。歴史上、はじめて「タバコを吸う」という習慣を
持ち込んだ人間は、その事実に気づいていた。だから莫大な宣伝費を
かけて「タバコを吸うことはカッコいいことだ」という概念を市民に植え付け、
永遠にお金を払いつづけてくれる超リピート優良顧客を量産していったのだ。

このように考えてみると、タバコを吸っている人はつまり
「タバコ販売というマーケティングの仕組みに取り込まれている人」
だと定義することもできる。最初にタバコを持ち込んだ人が
『この商材はリピートになる!一度中毒になれば絶対にやめられない』
という事実を知っていて、それでもタバコを広めたとなれば、
もはや歴史上の確信犯なのだ。

タバコを吸っている人をみたとき
「なぜこの人たちは吸い始めたのか?」
「そもそも、世界で最初に吸った人間は誰なのか?」
などを突き詰めていくと、それはもしかしたら、
ビジネス上の策略で、スモーカーたちはそれに利用されているのでは?
という疑問に辿り着く。タバコの裏にある「作為的な思想」が感じ取れる。

そして、この「作為を見抜く視点」は、タバコだけでなく、
日本全体の成り立ち、政治の方針、世間の常識を紐解くときにも
大切な視点なのである。

たとえば、これまでの日本の教育は、あきらかに「サラリーマンを量産する」
ための教育だった。その証拠に、義務教育において「投資」や「株式」に
関する授業は一切なかった。本来必要とされる起業家教育は皆無。
だから「親が商売をやっている」という家庭に生まれた子供にしか
「商売魂を学ぶ機会」は与えられなかった。

では、なぜそのような「サラリーマン量産体制」を前提として
学校教育のカリキュラムが組まれたのだろうか?
それは「サラリーマンは税金を取りやすい職業」だからである。

つまり、政府にしてみれば「安定した税収入」を得たいわけだが、
そのためには、サラリーマンの源泉徴収が欠かせない。
だから、サラリーマンを量産せざるを得なかった。

しかし、ここに来て「サラリーマン増税」の話しが出てきた。
逆に考えれば「これまでサラリーマンは給与所得控除で恵まれていた」
とも解釈できる。安定した税収入を得るためには「薄く広く取る」という
思想を守っていたのだろう。

もちろん、サラリーマン増税によって退職者が増え、個人事業主化する
人たちが増えれば、政府は「源泉徴収による安定収入」を事実上失うことになる。
そして、それを避けるために、今度は「労働基準法」によるサラリーマンの優遇を実施。
企業が簡単に社員を解雇できないように「会社都合の退職理由」を厳しくしてきた。

このような流れを総合的に見ると、政府の考え方としては
「サラリーマンはこれから先も、ある一定量は必要。
でも税制的な優遇には限界があるから、労基法で優遇することで
サラリーマンであることのメリットを享受してもらおう」
という方向性なのでは? と解釈することもできる。

それが事実かどうか? はさておき、
大切なのは、つねに「裏側にある作為的な思想」を見抜く視点を持つこと。
タバコにしても、法律改正にしても「なぜ、そのようになっているのか?」
「何のためにそうしたのか?」を突き詰めれば、それをやる意味が分かってくる。
ホンネが見えてくる。

このように、つねに「何か裏があるはずだ」という疑いの視点で
世の中を観察してみると、それまで見えていなかった情報が見えてくるようになり、
今後の将来予測も立てやすくなる。このような視点を強化したければ、
常日頃から「疑ってみる」という姿勢が大切。裏の裏まで読むぐらいの貪欲さが求められる。

(次回につづく。)

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2005年09月05日

社内メールの処理における重要度と優先度

イントラネットの普及により
企業内でもたくさんのメールがやりとりされるようになった。
それは業務を効率化させることもあるが、時として
「多すぎるメールを処理することによる作業効率の低下」
というデメリットをもたらす。

たとえば、社内で同報配信を多用したり、メーリングリストの
投稿数が多くなると、どうしても、それを閲覧するだけに
時間が取られてしまい、肝心の作業に費やす時間が奪われてしまう。
これは本末転倒だ。

もちろん、各個人一人ひとりが「メールを読む速度」を上げていくという
努力は必要だろう。そして配信する側つまり投稿する側も、
「いかに簡潔に要点を伝えるか?」を研究しなければならない。
相手に読まれるメールとは、読みやすいメール。
日本語的に読みやすい表現を使うだけでなく、
「タイトルを見た瞬間に内容が予測できるか?」などの要素も
重要なポイントになる。

大量のMLで埋もれないようにするために、よく
タイトルに【至急】とか【重要】という言葉を入れたりするが、
それも増えすぎると、ラベルそのものの信憑性が薄れて、
結果として、本当に重要な情報が伝わらないというリスクも発生する。
誰にとって重要なのか? なぜ至急なのか?
それを踏まえた上で限定的に使わなければ、効果は次第に薄れてくるのだ。

膨大に増えすぎた情報をどのように処理するか?
これは、ビジネスにおいても、プライベートにおいても
とても重要な課題だ。情報流通量が増えても、私たちの時間が
1日24時間しかないことに変わりは無い。
そこで大切なのは「不要な情報を捨てるスキル」である。

社内で流通する全ての情報に目を配っていては、
とても自分の担当する業務は終わらない。
だからこそ、勇気を持って、情報を捨てなければならない。

具体的には「読まなくていいメールは読まない」ということ。
では、それをどうやって判断するのか?

まず「自分宛てに直接宛てられたメール」と「MLなどの不特定多数メール」
では、明らかに前者のほうが重要である。この場合、前者のメールを処理し終わるまでは
後者のメールは読まない。たとえ後者のメール件名に「至急」と書いてあってもだ。
このルールを守らないと、自分個人宛てのメール処理がどんどん遅れてしまう。

もちろん、自分だけに宛てられたメールにも、重要度の低いものは混じっている。
それでも、10通に1通の「重要なメール」を見逃すことを考えたら、
やはり、優先的にチェックすべきなのだ。

一方、MLの場合は、自分以外にもチェックしている人が多いし、
その質問は、自分だけに向けられているものではない。
同じような問題の解決策は、すでに他の閲覧者が考えている場合がある。
そのときは、それらの意見をベースとして考えた方が効率がいい。
つまり「待ったほうがいい」という場合もある。

受信するメールの数が増えるほど、それに優先順位をつけるスキルは
今後さらに求められるだろう。しかも、タイトルを見た瞬間、瞬時に
判断しなければならない。それをやるためには、まず
「メール処理にどれだけの時間を奪われているか?」を自覚することだ。
自覚しなければ行動は起こせない。メールのチェックだけで
仕事を終えた気分にならないように、常に自分の時間の使い方を
自分自身で監視しなければならないのである。

(次回につづく。)

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2005年09月02日

ネットのモラルはいかにして構築されるのか?

どんな法律を制定しても、必ずそれを悪用する人たちは存在する。

最近では「個人情報保護法」が騒がれているが、
それを悪用すれば、本来公開すべき情報も隠すことが可能。
つまり「個人情報保護」の名のもとに、国民に不利な情報が隠されたりする。

たとえば、ある事件の政治的責任を追及するにあたり、
関係者の名簿を参照しなければならないとき。
そのような状況において「それは個人情報ですから見せられません」
と言われてしまう。都合のいい「情報隠ぺいの口実」に使われるわけだ。

それでも、個人情報保護法が注目されているのは、
やはりインターネットの急速な普及が要因であることは間違い無い。
大量のスパムメールが押し寄せる現代では、だれもが
「どこからアドレスが漏れたのか?」と不安になる。

しかし「便利な道具」を手に入れたときは、
必ず「その道具を使うことによるリスク」も
受け入れなければならない。そうしなければ、
その道具が持つメリットも最大限に活用できないからだ。

かつて、自動車が初めて道路を走った時、
「危険だから自動車の前を人間が歩くこと」
というルールが決められたそうだ。

もちろんすぐ廃止になったのだが、
このようなルールを制定してしまうのは
「自動車のリスク」だけに着目しているからだ。

同じように、インターネットのリスクだけに
着目すると、とんでもないルールが次々と
制定されてしうまう恐れもある。それだけは避けなければならない。

インターネットのメリットは、情報伝達の速さ。
つまり、良い情報も、悪い情報も伝達する。
知りたい情報を手に入れられる分、
知られたくない情報も流出してしまう危険があるのは当然だ。

そして「匿名性」による過激な発言。
ネットの匿名性は、最近でこそ
「商品のモニタリングやマーケティングに利用される」
という傾向が出てきているが、それは
「ネットだからこそ消費者のホンネが分かる」
というメリットを活用しているわけだ。

そして、ホンネとは、ときとして相手を傷つける
シビアな発言になる。
つまりホンネと誹謗中傷は表裏一体なのである。

そして利用者も、それを前提としてネットを利用しなければならない。
掲示板にカキコまれた内容を簡単に信じない、うのみにしない、
相手にしない。そのようなことは、誰もが経験的に理解していく。
利用者は良く知っている。ネットの安全性と危険性を冷静に見極めている。

だが、現実にはネットをあまり利用しない政治家が
「ネットの誹謗中傷は危険だ」という思い込みにしたがって
勝手に法律を作ったらどうなるか?

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【ネット掲示板誹謗中傷禁止法】
掲示板に誹謗中傷を書き込んだものは10万円以下の罰金または
1ヶ月以内の懲役

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まさか、そんなことあるはずない、と思いたい。
だが、ネットの誹謗中傷が原因で刑事事件が発生するなど
の事態が起これば、政府も動かざるを得ない。

だからこそ、ネットを利用するものは、自分たちのネット環境を守るために
最大限の注意を払う必要がある。自分の意見を述べるのは自由だが、
それが「法律の規制対象」になるほどエスカレートしてしまっては、
けっきょく、自分たちの首を絞めることになる。

そして、読み手の側も、書き込みに対する免疫力をつけていく必要がある。
くだらない書き込みは相手にしない。雑音だと思って無視する。
それぐらいの割り切りがなければ、掲示板などは見ないほうがいい。

インターネットはしょせん「道具」に過ぎない。
その道具が「きたない使われ方」をしたとしても、
それは、もともと「きたない心をもっている人間」の責任。
道具は、それを使う人の心を反映する。
つまり、私たちが「善」を目的としてネットを利用しつづければ、
法律などなくても、自然にモラルは構築されていくのである。

(次回につづく。)

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