どんなビジネスでも、顧客からのクレームに
どのように対応するか? は難しい課題である。
書店に行けば、クレーム対応手法の本は数多く売られている。
「すべてのお客様の立場になって親身なる」という意見。
「わがままな客は相手にせずに、優良客だけと付き合う」という意見。
どちらも一理ある。
理想を言えば、顧客満足度100%で、
すべてのビジネスを展開できれば、
それに越したことはない。
だが、どんな商品にも欠点はあるし、
完璧な商品などこの世には存在しない。
世界中で売れているWindowsでさえ、
たまに固まることがある。
商売をする上では、ある程度のクレームは
覚悟する勇気は必要である。
ブランド力のある企業でも、
担当した社員がたまたま新人だった場合、
局所的に品質が下がることはよくある。
だが、新人を育てていくのも企業としての使命。
ある程度は、お客様にも協力してもらいながら、
自社の商品、人材のクオリティーを高めていくしかない。
週末起業のレベルでも、時としてクレームが発生
することがある。
相手が商品やサービスに過剰な期待をしている
場合は、特に要注意だ。
例えば、私たちがホテルに行って、多少サービスが
悪かったとしても『まぁ、そんなもんか』
と割り切るケースが多い。
よほどのことがなければ、支配人を呼んで
説教するなどということは無いだろう。
だが、そのような不満を抱えた人は
そのまま黙って家に帰り「もう二度と来ない」
と思う。そして、その感情を周囲に漏らす。
その悪循環を放置しておくと、長期的には
企業にとって、大きなダメージになる。
もちろん、すべてのクレームに対して、
過剰に恐れたり、敏感になることは無いだろう。
だが、ある種のクレームが発生したことをきっかけに、
自社の商品やサービスをより良いものに改善していこう
という姿勢は、忘れてはならない。
誰もが、クレームは避けて通りたいと思う。
だが、ビジネスをやる以上、クレームをゼロにすることは
不可能なのだ。
もし「クレームゼロだ」と思っていても、
それは本人だけがそう思っているに過ぎない。
万人を完璧に満足させられる商品など、
この世には存在しないのだから。
だとすれば、私たちは、クレームを避けることよりも、
「どうやって、そのクレームから改善点を見出すか?」
を真剣に考えるべきなのである。
そしてこれは、起業家/サラリーマンを問わず、
どんなビジネスにも適用される考え方だ。
サラリーマンの場合、上司からの指摘や、
部下からの不満は、自分という商品に対する
クレームの1つである。
そのクレームを、いかに謙虚に受け止められるか?
すべてを受け入れる必要は無いが「相手にも一理ある」
と言う部分を少しでも見つけ出し、それを改善のきっかけに
できるかどうか?
それが、ビジネスマンとして成長するための
重要なポイントであることは間違い無いだろう。
(次回につづく。)
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