2005年04月04日

効率化を求めればこそ「個人の売り」が重要になる時代

効率を上げる。この追求は、ある意味、無限であり、
終わり無き追求である。

別の言い方をすれば、人類の歴史こそ、
まさにこの「効率アップ」を目的として
作りあげられてきたと言っても過言ではない。

これまで、私たちは「古いもの」から「新しいもの」
への変化を感じる中で、いつも効率化と共に
時間短縮の技術と取り入れてきた。
それはまず、家事から始まる。

炊飯器、電子レンジ、温水器。
これまで「火をおこす」というところから
始めていた作業を、どれだけ短縮化できただろうか?
そして、作業を短縮したことによって、時間に
余裕が生まれ、新たなゆとりやアイデアが生まれた。
それが、さらに文化的な生活を支えてきた。

つまり、企業が生み出す便利な製品は、
いつも「効率化を追求している」のである。
消費者からすれば、効率アップのためにお金を払うことには
惜しいとは思わない。それが戦後の経済を支えてきた。


そして、最近、インターネットの世界においても、
効率化の波はものすごいスピードで進んでいる。
例えば、ホームページとブログの比較。

以前、インターネットそのものが普及する前ならば、
自らが発したい情報を不特定多数に配信するためには、
紙媒体にして配るなど、物理的な時間と労力が必要とされた。
だが、ホームページの登場により、個人による情報発信は
もはや常識となった。

そして、ブログの登場。
ブログは、情報配信における「土台作り」の
プロセスを省略できる、究極の効率化だともいえる。
これまで、画面レイアウトやデザインなどを
各個人が考えなければならなかったホームページとはちがい、
ブログ管理者は、ただ「伝えたい文章」だけを
考えればいいようになった。

そうすることで、文章執筆に集中できる時間が増えるから、
インターネット全体のコンテンツボリュームも増えるし、
クオリティーも向上する。
料理で言えば、もう火をおこす必要は無くなった。
ただ料理のレシピだけに専念できるようになった。
皿洗いも必要無い。自動で洗ってくれるからだ。

このような便利な仕組みを利用することは、
「桶は桶屋」という考え方が前提となっている。
ブログの場合、プロのデザイナーが構築した
スタイルを利用し、枠だけ使わせてもらう。
画面デザインはプロに任せるほうがいいという考え方。

つまり、効率化とは
・業務プロセスを細分化すること
・細分化した一部を専門業者に任せること
によって成立するものである。分担作業。

家電において、自動○○と名のつくものは、
すべて「機械にできることは機械にやらせよう」
というアウトソーシング的発想が根源である。

ならば、効率化には「組織による作業分担」が欠かせない
という結論に達する。
そこで、会社組織のあり方、存在意義を再度考えてみると
どうなるか?

なぜ、高い人件費を払い、社員を雇うのか?
派遣社員を呼ぶのか?

そして、BtoBの取引においては、
なぜ自社部門を持たずに、外部の専門業者に委託するのか?
結論として「その方が効率が良い」ということを知っているからだ。
もし、自社内で完結したほうが早いと考えれば、きっとアウトソーシング
ビジネスや代行ビジネスは成立しないはず。

この考え方は、個人にもあてはまる。
原則として、会社員の場合、その与えられた専門分野の
仕事に特化して集中することができる。
例えば、技術職の人間は、総務にタッチしないから、
自分の給与計算や納税については、まったく気にしなくていい。

今後、サラリーマンが個人事業主として
多くの会社と短期契約を結ぶようなケース
(つまり、終身雇用ではなく「時価」で判断される評価)
が主流となった場合、たしかに、一時的な賃金は
高い報酬が得られるかもしれない。

だが、終身雇用ならば前提となっていた福利厚生や
総務、経理関連の関節業務についても、
すべて個人の責任となれば、それだけ個人の時間的
および能力的負担も増える。

その「今まで意識しなかったコスト」に見合うだけの上乗せの
報酬が支払われたとして、今度は、そのお金を使って、
アウトソーシング先を自分で見つけなければならない。
いわば個人事業者向けの「関節業務代行業者」が求められる時代。

いずれにせよ「桶は桶屋にまかせて、自分は本来の
得意分野に集中する」というモデルが個人レベルにまで
深く浸透すれば、もはや「9教科すべてで平均点を取る」
という教育システムは無意味になる。

サラリーマンにおいても、自分の売り、強みを
明確に打ち出せなければ、他のパートナーから
選ばれる存在にはなれない。
つまり、これからは個人レベルでのUSP(Unique Selling Point)
が求められる時代であることは間違い無い。

(次回につづく。)

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※この記事は、人気メールマガジン《幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力》の著者により提供されています。(C) Copyright 2005 無断転載を禁止します。コメント、トラックバック等はご自由にどうぞ。




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前回に引き続きUSPについて書きたいと思います。 素晴らしいコメントを下さった皆様、本当にありがとうございます。 私自身、多くのフィードバックを得ることができました。 感謝の気持ちをこめて、コメントを下さった皆様には気合を入れてお礼参り(笑)させていただ
ブログを通して自分のUSPを見つけよう♪(2)【人生を素敵に変えるブログの使い方♪ブログは、いまやっとかないと損ですよ!ブログで、人生を加速的にステキにする方法はこれだ!!】at 2005年05月27日 13:53
この記事へのコメント
毎回、拝見させてもらってます。頑張ってください。
Posted by K.Y. at 2005年04月04日 21:07