なぜ、競争は永遠に続くのか?
その理由は「成功者は常に上を見続ける」からである。
自分より一段上にいる人間を目指し、
良い意味での「ライバルとしての闘争心」を燃やすことが出来れば、
人間として、ビジネスマンとして、常に成長し続けることは間違いない。
それは、サラリーマンというビジネスにおいても、例外ではない。
単に出世を目指すと言う意味ではなく、社内で「本当に尊敬できるスキル」
を持っている人間を目指す。
仮に、自分にとって「上司」が尊敬できない人間ならば、
その上司を目指す必要は無い。部下や同僚、協力会社、
関連会社、取引先など、あらゆる場所において、
尊敬できる人間は、たくさん存在しているはずだ。老若男女を問わず。
もちろん、年功は尊敬に値する条件ではある。
だが、ある特定の専門分野に限って言うならば、
大切なことは「その分野にどれだけ集中してきたか」であり、
単なる「勤続年数」だけで、その能力レベルを判断できるはずはない。
教えることによって、教わることもある。
年上の人間は、常に年下の人間からも学び続けているのだ。
忘れかけていた初心を思い出させてくれることもある。
傲慢になっているときこそ、初心に帰ることが大切。
それが、自己を成長させるための原点を明確にしてくれるからだ。
問題は、年が上か、ではない。
役職が上か、勤続年数が上か、でもない。
人間として、ビジネスマンとして尊敬できるか?
それが全てである。
イチロー選手よりも年上の選手はたくさんいる。
宮里藍選手よりも年上のゴルファーはたくさんいる。
自分自身の人生を振り返ってみても
「あの頃(若い頃)のほうが、必死だった」
という思い。誰もが抱いているはずだ。
それは「若いからこそ」できる「突っ走り」なのかもしれない。
勢いがあったからこそ、できたのかもしれない。
でも、それをやっていたのは、他の誰でもなく「自分自身」であったことを
忘れてはならない。
若さゆえの無謀さと謙虚さ。
傲慢で臆病な姿勢では、何も得ることはできない。
むしろ、何も恐れず突っ走り、貪欲に情報を吸収しようとする姿勢。
それが「成長」を生み出すスパイスになる。
会社組織においては、上に行くほど「ぬるい温度」に浸ることができる。
だが、下層部の冷たい水の中で、必死にもがいていた頃の自分を
思い出せば、そのころが懐かしくもあり、また「本気の気持ち」を
取り戻すこともできる。
上司や周りの社員に、必死に追いつこうとする若手社員や後輩を見て
「昔の自分のようだ」と思えれば、当時の必死さが、リアルに感じられるはず。
そのときの情熱を忘れなければ、人間はいくつになっても、成長し続けることができる。
(次回につづく。)
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